A&A PAL*ツール Vectorworks2015対応版を発売
2015年4月6日

A&A PAL*ツール Vectorworks®2015対応版

「A&A PAL*ツール (パルスターツール)」は、Vectorworksにインストールすることで、平成25年9月に公布された省エネ基準の建物内外皮性能評価のための必要データを作図図面から計算し、PAL*算定用Webプログラム(独立行政法人建築研究所)での算定に用いる指定様式に準拠したCSVファイルを作成をすることができるVectorworksPluginです。

省エネ基準「PAL*」の必要性
●省エネ社会に向けた社会的背景
地 球全体の問題とも言えるエネルギー資源の枯渇などが懸念される中、省エネルギー・低炭素社会の実現に向けた建築物の増加を目指して、昭和54年「エネル ギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)」が制定、何度かの見直しを経て、近年の建物に対する省エネ基準が整備されてきました。
●PAL(平成11年基準)とPAL*(平成25年基準)
            建築物の省エネ基準には、従来、建物外皮の熱損失防止性能の評価基準[ PAL ]と屋内設備の省エネルギー性能の評価基準[ CEC ]との2種類があり、この内のPAL値算定支援を旧「PALツール」にて提供していました。しかし、このPALとCECを建物全体で一体的に評価するなど 改善した新しい省エネ基準が平成25年9月に公布、それぞれの算出方法も新しい基準に乗っ取って変更され、旧PALは「PAL*」に、CECは「一次エネ ルギー消費量(基準)」となり、平成27年4月1日より、この新しい算出方法での届出が必要となりました。
※(建物)外皮とは屋根、外壁、床、開口部の建築部位を指しています。
※「A&A PAL*ツール」は、PAL*算出を支援します。一次エネルギー消費量はワークシート(様式)のみの出力となります。
※改正省エネルギー法関連情報については、国土交通省ホームページ平成25年省エネ基準パンフレットをご確認ください。
●適用対象となる建物
非住宅は、大規模(2,000平米以上)と中規模(300〜2,000平米)の 建築物計画に対して「届出義務」となっています。今後は大規模建物では2016年、中規模建物では2017年に「適合義務化」され、建築申請の一部として クリアすべき、建築条件となる計画です。なお、300平米未満の建物や住宅については2019〜2020年(平成31〜32年)に省エネ基準適合義務化さ れることが検討されています。
※省エネルギー基準改正の概要については、国土交通省ホームページ資料PDFをご確認ください。
●A&A PAL*ツールの算出支援概要
PAL*の算出は、通常、独立行政法人建築研究所ホームページ内の「PAL*算定用Webプログラム」 にて行なう必要があり、図面から必要な数量や数値を拾い出し指定された表計算ファイルに入力、その物件にあった設定を行ったものをCSVファイルで取り出 し、同Webプログラムにて計算を行います。「A&A PAL*ツール」には標準で必要書式をワークシート(テンプレート)として搭載、計算建物を作図しながら、条件を各ダイアログで設定できCSVファイルを 生成できるため、手作業による拾い出しの手間が省けるだけでなく、図面と設定条件の連動操作によって、算定結果に伴う計画の見直しが必要になった場合でも 変更がしやすく、最適な省エネ建物を検討しやすくなっています。

詳しくは、エーアンドエーのウェブサイトで。

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