株式会社百音設計様のユーザー事例をアップしました
2015年6月15日

        レブロ活用事例●株式会社百音設計NEW


3D統合設計施工プロジェクトを支援して3次元建築設備CAD「Rebro(レブロ)」を駆使 体感したフロントローディングの効果              

設備業界にも普及が加速しているBIMだが、設備設計の段階からも活用が本格化しつつある。設計分野でのBIM活用の新たな流れを牽引する企業の1社が、東京都渋谷区にある一級建築士事務所百音設計である。基本設計から竣工まで、建築設備に関わる図面すべてを扱う同社では、早くからBIMの研究と活用を推進。蓄積したノウハウを生かし独自の企業戦略も打ち出している。建築設備専用CADレブロをフル活用したその新たな展開について、同社の伊藤春美社長ら3氏に伺った。

現場運用できるBIMを目指して

「設計事務所としての当社の特徴は、まず基本設計から竣工まで、建築に関わるすべての図面をトータルに任され、製作しているということ。

そして、もう一つは特に医薬品、医療分野に力を入れている点です」。そう語るのは、この技術者集団を率いる設備設計一級建築士の伊藤春美氏である。

同氏によれば、百音設計の受注の約7割がこの医薬品・医療分野で占められているという。 もちろんこれは、同社の営業戦略に基づく展開だ。

5~10年先の時代とそのニーズを見据え、将来性豊かな市場として、この分野へ注力しているのである。

そんな同社の最新の取り組みのひとつが、顧客である建築系エンジニアリング企業の千代田テクノエース(株)が進める「3D統合設計施工プロジェクト」への支援協力だ。

その指揮を執る専務取締役の浜口氏は語る。

  「これは、3Dによる設計施工の統合化を実案件に適用していこうという計画です。  当社は、技術パートナーとして3D技術を提供。現場運用できるBIMを目指し、共に検証しながら実物件を進めています」。

浜口氏がいう取り組みとは、2012年4月に既存内装の撤去から始まった茨城県某所の約2万㎡の医薬品製造工場の改修計画だ。

これは、既存の研究施設建屋をスケルトン化して行う大規模な改修工事である。 改修とはいえ、計画段階から複雑な天井内設備の点検メンテナンス動線の確保や、医薬品製造プロセスに伴う生産機器・設備機器配置の最適化が求められるなど、難度の高い工事だった。

「工場といってもほぼクリーンルームです。既存構造の関係より1階と4階は機械室とし、2階、3階のクリーン製造エリア用となる設備機器をここに集約した特殊な構造となりました。

クリーンエリアでは、点検口を設けられないなど保守作業者にとって厳しい環境となってしまうため、少しでも楽に保守作業を行える環境にしたいと考えたのです。

しかも設計期間が大変厳しかったので、設計環境の効率化が非常に重要な課題となりました。

そして、この課題解決のカギとなるBIMソフト選定を通じて出会ったのが、レブロだったのです」(浜口氏)。

 

  

続きは、NYKシステムズのウェブサイトで。


 

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