W550sでAutoCAD 2016、どう使う?
2015年6月22日

ThinkStation完全検証 ~達人は3Kを選んだ、ウルトラブックThinkPad W550sでAutoCAD 2016の戦力となるか?
衛星画像提供:日本スペースイメージング株式会社

ThinkPad W550sは薄型化、軽量化を行い、グラフィックスにはNVIDIA Quadro K620Mを搭載、Autodesk AutoCAD等に対応したモバイルワークステーションの最新機種。グラフィックスはワークステーション用を搭載するが、やはり気になるのはパフォーマン ス。本体の薄さや軽さから果たして実業務にどれだけ使えるのか疑問に思っていた人もいるかもしれない。そこで最新Autodeskソリューションを使いこ なすエキスパート、達人Mr.Xに使い心地、そして使いこなしのポイントや導入ポイントを語っていただいた。

薄型で“ウルトラブック”でもあるThinkPad W550s
薄型で“ウルトラブック”でもあるThinkPad W550s

軽量コンパクトなW550s

最初にThinkPad W550sの紹介をしておきたい。モバイルワークステーションとしてThinkPad Wシリーズは好評を得てきたが、ThinkPad W550sでは大幅に軽量化、薄型化を図り、ウルトラブックとして持ち運びやすさにも注力したモデルとなっている。CPUは最新のインテル® Core™ プロセッサーファミリーを搭載、ワークステーションとして業務で活用するため、ソフトウェア各社からISV認証を得ていることも、モバイルワークステー ションとして重要な要素を抑えている。
本体の重量は約2.16kg。モバイルノートPCとして考えれば重い部類かもしれないが、ワークステーション用グラフィックスのNVIDIA Quadro K620Mを搭載していること、そして15型の大型液晶を備えて絶対的なサイズが大きいということを考慮すれば、決して重いものではない。従来機種の ThinkPad W540の約2.72kgに比べれば大幅に軽量化している。
薄さもポイントで、ThinkPad W550sの厚みは22.45mm。フラットな形状のため、わずかな足の出っ張りがある程度で、サイズさえあれば薄型のカバンでも収納できてしまうだろ う。今までモバイルワークステーションを持ち運ぶとなると、ある程度、重量に対する覚悟が必要だったが、これなら大きめのカバンならば厚みを気にせずに収 納できる。
なお、ThinkPad W540とのボディサイズや重量の比較は、下記記事に詳しく記してあるので、ぜひ参考にしていただきたい。

ThinkStation完全検証 ~待望の薄型軽量、しかもQuadro搭載!ThinkPad W550s

達人Mr.X ──荷物の重さが減った!

今回、ThinkPad W550sを“実戦投入”した方は「達人Mr.X」。AutoCADをはじめAutodeskソリューションを使うエキスパートだ。据え置きのワークス テーションで設計をすることはもちろん、モバイルワークステーションを持ち歩いてプレゼンを行ったり、現場で作業したりレンダリングも行う。そのため、以 前からモバイルワークステーションを活用していた。
結論から言えば、今回、ThinkPad W550sの導入は非常によかったとしている。ThinkPad W550sに変えたことで、持ち歩く荷物の総重量が大幅に減少した。
本体以外にも重い部品の塊でもあるACアダプターも小型・軽量化している。ACアダプターの軽量化は本体ほど注目はされないが、本体と並んで重量を占めて いるため、持ち運び重量という点では非常に大きな意味がある。小型軽量化は本体の低消費電力化によって実現できた。
Mr.Xが持ち歩くモバイルワークステーションのセットは、ThinkPad W550s本体とACアダプター、マウス、変換ケーブル2本。マウスは折りたたみ式のモバイル用途のもので、ThinkPad W550sには本体には独立クリックボタンが復活したトラックポイントを装備しているが、CAD操作にはマウスのほうが使いやすい場面もあり、適材適所で 活用している。

達人Mr.Xが持ち歩くモバイルワークステーションのセット
達人Mr.Xが持ち歩くモバイルワークステーションのセット

さらに、さまざまな現場でのプレゼンに対応するため、Mini-DisplayPortからHDMIとMini- DisplayPortからDisplayPortの変換ケーブルを持ち歩いている。会議室のプロジェクターはアナログVGAとHDMIが主流で、アナロ グVGAは本体装備のインターフェースで事足りるが、HDMIは変換ケーブルで対応している。現場作業で液晶モニターに接続することもあり、HDMIや DisplayPort、ふだんは持ち歩かないがDVIなどいずれのインターフェースにも変換しやすく、これから増えてくる4Kといった超高解像度にも対 応できるMini-DisplayPortは便利という。
なお、重さに関して達人Mr.Xは従来機を使っていたときはあまり気にしていなかったが、ThinkPad W500sに変えてからは荷物の軽さを大きく実感しているという。

続きは、レノボ・ジャパンのウェブサイトで。

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