次世代 BIM の実現をめざして大成建設とパートナーシップ
2015年8月3日

米オートデスク インク(本社:米国カリフォルニア州、社長兼 CEO:カール バス)と大成建設株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:村田 誉之)設計本部は、BIM の普及を目指して協力するパートナーシップを構築することで合意しましたのでお知らせします。
両社は、プロジェクトの企画から設計、施工、維持管理の建築ライフサイクル全体において、BIM に関連する先進的な技術活用を共同で推進します。そのメリットを最大限に引き出しながら幅広いワークフローで業務の効率化を図り、環境対応型社会システムの実現に貢献します。

主なパートナーシップの内容は以下の通りです。

設計施工の新たな生産システムとして BIM の「情報」を活用した業務間の連携を推進する IT 基盤を構築する(Integrated BIM の実現)
日本の規格・基準に適合するBIM機能の開発やライブラリを開発する(一部で実施中)
BIM の適用に関する研究成果を社内で共有し、国内外プロジェクトでの実施を推進する
環境対応認証(CASBEE や LEED など)を念頭に置き、設計技術のノウハウ構築と既存の アプリケーションの統合を推進し、環境対応型社会システム構築に貢献する
プロジェクトに関係する協力会社との情報共有と技術協力を体系化し、BIM を活用した 新たな生産システムを構築する
上記の目的を実現する基盤となるコラボレーションの環境を実プロジェクトで検証を行い、確立する

オートデスクは、BIM アプリケーションを世界各国で提供し、BIM 先進国での導入実績も豊富です。一方の大成建設は、140 年以上にわたり国内外で大規模な建設・土木プロジェクト実施の実績を持ち、幅広い分野で高度な設計・施工技術に強みを持っています。今回の合意は、オートデスクと大成建設設計本部がお互いの強みを持ち寄って有機的に協力し、建築のライフサイクル全体で BIM の利便性を最大限に引き出すことで、オーナーや利用者、そして社会にとって価値の高いプロジェクトを実現できると考え、合意に至りました。

近年の建設業界は、人材不足、資材高騰、環境対応などの課題に直面しています。これに対して両社は、今回のパートナーシップにより、これまで培ってきた技術レベルをさらに高めて、新しい技術を取り入れたり、より効率的な業務を行うことができるようになると考えています。両社は今後、研究の進捗を見極めながら BIM の適用範囲を段階的に広げて、業界各社とも協力関係を広げていきます。

以上

詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。

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