Fusion 360日本語対応を開始
2015年10月9日

オートデスク株式会社は、コンセプトデザイン、意匠、機械設計、ファブリケーション、解析の機能を備えたクラウドベースの次世代 3D CAD/CAM/CAE ツール 「Autodesk Fusion 360™」の日本語対応をこのほど開始しました。Fusion 360 はこれまで英語版でのみ利用可能でしたが、国内の個人ユーザやスタートアップ企業から多くの要望を受け、日本語でも利用できるようにしました。

当社は 2013 年から Fusion 360(英語版)を提供してきました。Fusion 360 は、デザイン、ファブリケーション、解析の機能をクラウドベースのプラットフォーム上で統合して提供します。これによりプロダクト デザインの一連の流れを一つのツールで行えます。そしてこれが特にハードウェア スタートアップ企業の新しいデザイン/設計のプロセスにマッチし、現在では Fusion 360 が、従来の CAD とは異なる市場を作り出しています。

日本語ユーザインターフェイスの例

線形静解析を表示している例

今回日本語対応とともに提供する主な新機能は以下の通りです。

 

  • 線形静解析と固有値解析を新規に実装
  • 自分のコンピュータに表示されている作業スペースを、Web ブラウザ経由で他のユーザのディスプレイに表示させて、チャットしながらデザイン検討を行う「ライブビュー」機能を新規に実装
  • モデリング操作を効率的に行えるように、キーボードのショートカット機能を新規に実装。ショートカットの紹介サイト(英語):http://autode.sk/1iKBr8k
  • Fusion 360 のコラボレーション機能を担う「Autodesk A360」の操作性向上に伴い、プロジェクトチームメンバーとのデータ共有、チャットなど、コラボレーションをリアルタイムで実施可能
  • 旋盤加工機能を追加(従来はマシニング加工のみ)。また、工具ライブラリの操作性を向上させ、旋盤工具をライブラリに追加
  • ユーザ同士が情報交換できる「フォーラム」を日本語で開設 http://forums.autodesk.com/t5/fusion-360-ri-ben-yu/bd-p/707

Fusion 360 を紹介するイベントの開催予定

以下の内容は Facebook でご紹介していきます。 https://www.facebook.com/Fusion360Japan

イベント名 開催概要
Fusion 360 Meetup vol.01 日時:10 月 14 日(水) 午後 8 時 – 10 時 場所:FabCafe Tokyo 内容:新機能のご紹介、懇親会
Autodesk Gallery Pop-up Tokyo 日時:10 月 23 日 (金) - 11 月 8 日(火) 場所:Ba-Tsu Art Gallery 内 容:ワークショップを実施予定
Tokyo Design Week クリエイティブライフ展 オートデスク ブース 日時:10 月 24 日(土) - 28 日(水)、         同 30 日(金)- 11 月 3 日(火) 場所:明治神宮外苑 絵画館前 内容:先進的な事例などの紹介

Fusion 360 は「オートデスク ストア」で販売しています。http://store.autodesk.co.jp/ また、製造業向けパッケージ「Product Design Suite」の Subscription 契約をお持ちのお客様は Fusion 360 を追加料金なしで利用していただけます。さらに、アイデアを具現化したり、ビジネスを起こすために Fusion 360 を習得しようとする学生、ホビー用途、スタートアップ企業(*)には無償で利用していただけます。 *スタートアップ企業の利用は以下の内容(英語)をご覧ください。 http://autode.sk/1IagDwq
Fusion 360紹介サイト、体験版ダウンロードサイト      http://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/      https://www.facebook.com/Fusion360Japan

「The Future Of Making Things」~ものづくりの未来~ について

近年、新しい技術を利用した製造や建設、消費者の購買行動の変化、イノベーティブな製品を生むコラボレーション環境などが組み合わさって、何かを作る方法が全く新しい方向に転換しています。これにより、世界の産業構造は著しい変化に直面しています。こうした変化に率先して対応するために、当社は「The Future Of Making Things」 ~ものづくりの未来~ という考え方のもと、最新技術を取り入れた幅広いアプリケーションとサービスを提供しています。お客様がこうした市場環境の変化にも対応できるように、当社は将来必要になるデザインとワークフローを業界の先頭に立って提案していきます。 ウェブサイト http://www.autodesk.co.jp/fomt

以上

詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。

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