今回は9月にリリースされたARCHICAD19の、新たに加わった機能をご紹介しました。嘗 (かつ)てない速さを実現したARCHICAD 19と、BIMをベースとしたワークフローに移行するメリットや効果について具体的にご説明する内容となっています。また、実際にARCHICADを使用 されているユーザー様より、導入にいたる経緯、普段どのように使用しているか、など事例をご講演いただきました。
講演の様子
名古屋会場
名古屋会場では栗林賢次建築研究所の栗林様と左近充様にご講演いただきました。事務所では詳細な納まりまで検討して作図しており、納まりが分からないとモ デリングできないことから、若い方が貪欲に納まりを習得していくことにより若い方が早く建築を覚える。という流れが所内でできているとご紹介いただき、そ の後実物件での事例をお話しいただきました。
富山会場
富山会場、金沢会場では株式会社おおみ設計の近江様にご講演いただきました。ARCHICAD1本で企画から実施設計まで行い、建物を管理するためのプ ラットフォームとして運用されることや、木造住宅の実物件をご紹介いただきました。ほとんどの所員の方がARCHICADを利用しTeamWork設計も 行っておられ、また、構造図をARCHICADで作成した事例も発表されていました。
大阪会場
東京会場、大阪会場では株式会社アールテクニック一級建築士事務所の井手様よりARCHICADの活用法を実例を元にお話いただきました。プロジェクトの フェーズごとに、ボリュームスタディから施工後までどのようにBIMを活用しているかについて解説いただきました。3Dの入力が手間というフェーズはな く、常に現場でモックアップを置いてみて、モデルを育てていき、検討しているという認識とおっしゃっていたのが印象的でした。
沖縄会場
沖縄会場では、鹿島建設株式会社の安井様にお話しいただきました。施工の事例を中心として、まずBIMという話になったときに、ツールの話をしているの か、それとも情報の話をしているのか。というところからお話しいただきました。また、道具はどう使うかで価値が変わってくる。というお話をされていまし た。さらにBIMを実践する上で、データベース化と情報の使い方が重要であることなど解説していただきました。