オートデスクとトリンブル、データ相互運用性向上で協業
2016年6月27日

BIM プロジェクトのライフサイクルでより効率的な業務フローが可能に

(この資料は、米オートデスク インクが 6 月 14 日に発行した プレスリリースの抄訳です。)

米 オートデスク インクと米トリンブルはこのほど、データの相互運用性について協力することで合意しました。今回の合意は、建設プロジェクトの業務フローにおいて、異なる 協力会社間でデータを共有しようとする際に、お客様の負担になる非効率的な時間を削減し、プロジェクトにかかるコストを削減することを目的にしたもので す。近年の建設プロジェクトは複雑さを増していますが、今回の合意により、設計事務所や建設会社、施主が設計データを使用した業務フローを最適化できるよ うになりますので、プロジェクト業務全体の効率化が期待できます。

オートデスクとトリンブルは、大きく変化する建築・インフラ・土木業界の ニーズに対応するために務めてきました。両社は、関係者間で高い信頼性を保ちながら円滑にデータ交換ができるようにすることが重要と考えます。トリンブル とオートデスクは、これまで通り IFC や COBie などの業界標準形式データを継続してサポートします。さらに今回の協業により、両社が参画する同じプロジェクトでは、異なるアプリケーション間で最適な互 換性を保ちながらシームレスに業務を行えるようになります。

今回の合意で両社は、データ相互運用性を向上させるにあたり、両社の API と開発キットを交換し、相互運用性が高いソフトウェアを発売する予定です。これにより現在のデータ交換機能が向上するだけでなく、新しい作業フローを検討 できるようになります。異なるソフトウェア間の連携が強まることで、現場や事業所で両社のソフトウェアで作成された設計モデルやプロジェクト関係の書類な どのデータを共有できるようになり、プロジェクトの設計や施工の段階で情報を再利用するなども可能になります。

オートデスク 上級副社長 Amar Hanspal のコメント

「当 社は、お客様や業界のために最良のことができるように務めています。相互運用性に関する合意はこれまでも他社と行ってきましたが、今回も当社のオープン性 を示す取り組みです。両社は、建設プロセスをより効率的に生産性高く行えるようにするという共通の姿勢を持っていたため協業に至りました。」

トリンブル 副社長 Bryn Fosburgh 氏のコメント

「今回の協業により、オートデスクとトリンブルのソフトウェアを使用して設計・施工・運用がシームレスに行えるようになることをお約束します。この結果、建設ライフサイクル全体で業務の効率を最適化することができるようになります。」

詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。

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