FARO Scanner Freestyle3D Xで隠れた部分もスキャン
2016年7月23日

FARO Scanner Freestyle3D Xで隠れた部分もスキャン パーフェクト3D事業の最前線を担う

構造物の裏側まで手軽にスキャン

「構造物の裏側やピット内部などは、地上型3Dレーザースキャナーだと計測が不可能な場合があります。その 点、手持ち式のFAROのハンディスキャナー(FARO Scanner Freestyle3D X)は、狭い場所でも手軽に計測が できるので、構造物を隅々まで点群データ化するのに役立っています」と語るのは、ベステラ株式会社(以下、べス テラ)3D事業部の事業部長を務める多田まこと氏です。
「例えば、ここにある3Dプリンターを点群データにしたいとき、通常の3Dレーザースキャナーだと死角となる裏 側や側面の計測は困難です。ところが、FAROのハンディスキャナーならば、機器の周辺をぐるりとなぞるように 動かすだけで、簡単にリアルタイムに点群データが取得できるのです。点群合成のための面倒なターゲットもいり ません。」

そう言うと、多田氏はFreestyle3D Xを持って3Dプリンターを計測し始めました。すると片手に持ったタブレット パソコンには、点群を計測した部分に緑色のドットが付いていき、その隣には計測された点群データが表示されて いきました。
「計測中の点群をその場で確認できるので、測定漏れがあった場合もその場ですぐにわかり、計測し直せます。そ のため、事務所に帰ってから再度、現場に出掛けて測り直すという手戻りがないのがいいですね」と多田氏は言い ます。

freestyle

Freestyle3D Xを持って3Dプリンターの周囲空間をなぞるように動かしていく

freestyle data

手にしたタブレットパソコンにリアルタイムに表示される点群データ(左)と計測済みの部分を表す緑色のマーク(右)

軽量で高精度のFARO Freestyle3D X

ベステラ3D事業部が日本で初めて導入したFARO Freestyle3D Xは、小さいながらも精度1.0mm以下という高精度の3Dレーザースキャナーです。本体は軽量カーボンファイバー製で、重量は1kg未満です。そして、 IP52の防塵(ぼうじん)、防水性能を持つので、ほこりっぽい現場や湿度の高い現場でも安心して使うことができます。
使用しているレーザー光は「クラス1」なので目や皮膚に当たっても安全です。レーザーによる3D点群計測と同時に、写真撮影も行います。自動フラッシュが付いているので、暗い場所でも問題なく、色付きの点群データが取れるようになっています。
「スイッチを入れたら、ウオームアップ不要ですぐにスキャンできるので、いざ計測というときにタイミングを逃しません。そのため、現場での待ち時間にはスイッチを切っておけるので、バッテリーも長持ちします」と多田氏は語ります。

scan human body

「クラス1」の安全なレーザー光を使用しているため、人の顔をスキャンしても全く問題ない

続きは、FAROのウェブサイトで。

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