Imaging Robotic Total Station活用事例●大久保建設編
2016年7月3日

Imaging Robotic Total Station活用事例(DS-200i)
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災害復旧工事の作業効率を驚くほど向上させたDS-200i+監督さん.V

株式会社大久保建設様は、三重県鈴鹿市に本社を置く地域の有力な建設業者である。同社は河川の災害復旧工事の効率化を図るべく、イメージングロボティックトータルステーションDS-200iとデータコレクタ用アプリケーション監督さん.Vを導入した。

同業者も心配するほどの短い工期に挑戦

同社取締役副社長の三浦隆臣(みうらたかお)様にシステム導入の背景から伺った。「今まで、逃げ杭の観測や杭の位置決めなどの測量作業は、マニュア ルタイプのトータルステーションを使い、2名で行っていました。しかしながら、プリズムマンに不慣れな現場作業員を起用することも多いことや、周囲の騒音 で指示が伝わらないこともあり、手間取ることが多くありました」。河川工事は渇水期にしか作業ができず、どうしても工期が限られてしまう。ことさら今回 は、同業者からも心配されるほどの短期間。しかも、同時進行で搬入用の道路設置も必要であったため、作業の効率化なくしては到底工期を守れない。思案に暮 れるなか、紹介されたものがDS-200iと監督さん.Vによるワンマン測量システムであった。

ワンマン測量システム導入で守られた工期

「DS-200iと監督さん.Vのワンマン測量システムのおかげで、工期が守れたと言っても過言ではありません」。導入効果について、三浦隆臣様は 続ける。「測量作業に1人で集中できたので、今までの2倍以上のスピードで行うことができました。加えて、今までプリズムマンだった作業員を別の工程に就 かせたことで、全体の作業効率は3倍にも4倍にもなりました。本当に導入して良かったです」。 今回の現場代理人である三浦弘晃(みうらひろあき) 様は、”イメージワンマン”と”RCシステム”を上手く使い分けていたそうだ。「”イメージワンマン”は、視準をデータコレクタの画像で確認しながら作業 できるので、観測しやすかったです。特に、今回は器械設置を全て後方交会で行ったのですが、”正しく視準しているか”が手元でわかることで、安心感があり ました。また、長距離の観測では、追尾が外れても一発でプリズムを視準してくれる”RCシステム”が便利でした。状況に応じてワンマン観測の方式を使い分 けることができるので、非常に使いやすく作業効率アップに役立ちました」。

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誰もがワンマン観測できる体制に

「今後、測量作業はワンマン観測をメインにします」。三浦隆臣様の力強い宣言とともに、今後の抱負をいただいた。「社内教育を徹底して、誰もがワン マン観測をできる体制にしていきます。また、3次元での位置出しや、TS出来形観測にも取り組み、業務の幅を広げて行きたいですね」。

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取締役副社長三浦隆臣 様

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現場代理人三浦弘晃 様

ユーザ名:株式会社大久保建設
使用機種: Imaging Robotic Total Station DS-200i    リモートコントローラーRC-5    データコレクタ用アプリケーション 監督さん.V
取材協力:有限会社トプラス URL:http://www.toplus.jp

詳しくは、トプコンのウェブサイトで。

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