3Dプリント用データの編集・修正ソフトウェア「Netfabb」提供開始

2016年12月5日

Delcam、Pan Computing、Project Escher の技術を Autodesk の 3D プリント・ソフトウェアに追加

オートデスク インクは、 3D プリンティングにおける素材選択、プリント方法のシミュレーション、データの最適化、マシン制御などを行うソフトウェア「Netfabb」(ネットファブ)について、シミュレーション機能の強化、新しいハイブリッド製造機能、マルチヘッド 3D プリント機能などの新機能を追加して本日より提供開始します。

金属積層造形でクラウド ベースのシミュレーション 金属積層造形では造形工程の予測が難しく、修正作業のコストが高いため、これまで普及に時間がかかっています。今回提供する新しいシミュレーション機能により、造形時の変形を予測し、調整できるようになりました。これにより、造形時の変形を考慮した設計を行えるようになり、修正作業を減少させることができます。(買収した Pan Computing の技術)

Netfabb のシミュレーション機能はローカル コンピューターのソルバーで提供しています。 2016 年 11 月 30 日から 2017 年 1 月 15 日まで、Netfabb のサブスクリプション契約者向けにクラウドベースの新しいソルバー オプションの試験提供を無償で行います。この結果により、今後有償サービスとして提供する予定です。

減法・積層を組み合わせたバイブリッド機能 減法造形プロセスは、積層造形部品の表面仕上げや、造形精度向上のために必要になることがよくあります。この種の減法工程への対応には追加の素材を元の設計に追加する必要があり、そのためには「ニアネット・シェイプ成形」と呼ばれる、より大きな形状を作成することになります。そこで、 Netfabb にソリッド・モデリングとニアネット・シェイプ・プランニング機能を取り込みました。(買収した Delcam「PowerShape」の機能)

この新しいハイブリッド造形機能によって、元のソリッド・モデルから減法工程に対応したニアネット・シェイプを作成することができます。元のモデルやニアネット・シェイプが正確に把握できます。

コラボレーション 3D プリント 今回の新機能には Project Escher の技術も含まれています。これは複数の押出成形プリント・ヘッドを搭載したマシンを使用して、単一の部品を印刷する、画期的な制御技術です。3D プリント プロセスをコラボレーションさせることにより、大規模な産業用部品の印刷スピードや精度が向上します。当社はこの新しいコラボレーション 3D プリンターのハードウェア仕様と、コラボレーション・マシン・ユーティリティ・ソフトウェアのオープン・ソース化を行っています。これにより、ハードウェア・ベンダーは従来のシングルヘッド・プリンタに比べて、 80% 以上もスピードアップ可能なプリンターを作ることができます。

Autodesk の製造業界戦略担当マネージャー Mark Forth のコメント 「Netfabb は、プリント効率向上、ワークフローの効率化、優れた部品作りのために必要な機能を一元化することで、積層造形の設計品質向上と製造工程のスピードアップをサポートします。クラウドベースのソリューション、減法ワークフロー機能、コラボレーション 3D プリント機能の追加により、パワフルな積層造形ソリューションを提供できるようになりました」

新機能は 2016 年 11 月 30 日に提供されます。現在 Netfabb のサブスクリプション契約をお持ちのお客様は新機能が自動的に配信されます。

詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。