日建設計とパートナーシップ、2020以降のBIM構築へ
2017年4月25日

オートデスク、日建設計とパートナーシップを締結 2020 年以降のグローバル市場を見据えた BIM 体制構築へ

米オートデスク インクはこのほど、株式会社日建設計と戦略的なパートナーシップ契約を結びました。このパートナーシップ契約の下、オートデスクは保有するほとんどのソフトウェアとクラウド サービスを日建設計がグローバルに利用できるように体制を構築します。そして両社は、2020 年以降のグローバル市場を見据えて、都市計画、意匠・構造・設備設計、そして建物維持管理リノベーションに渡るライフサイクル全体の設計フローを支援する BIM(*)と、BIM の「情報」を効果的に活用する体制・仕組みを構築していきます。

近年、リアリティキャプチャ(*)、VR/AR(*)、IoT(*)などの新しい技術を利用しやすくなり、都市計画や建設分野でもこうした技術を活用できるようになってきました。オートデスクは、これらの技術を BIM プロセスで活用できるようにする新しい手法を継続的に開発しています。そして日建設計は、グローバル市場で日建グループの総合力を十分に発揮できる新しい業務環境を研究しながら、2020 年以降のグローバル市場でのビジネス展開を見据えて、上記のような最新技術を活用した新しい BIM プロセスを開発しています。

両社はそれぞれの強みを融合させることで、都市計画や建設ライフサイクルの業務フローで新しい段階の品質と効率向上を実現させることができると考え、パートナーシップを結びました。

※ BIM:ビルディング・インフォメーション・モデリングの略。建物の設計、施工、維持管理までのライフサイクル全体で設計情報を活用する手法。

※ リアリティキャプチャ:すでに存在する構造物や建物、敷地を写真撮影やレーザースキャンなどの方法でコンピューターに取り込み、修復や造成に利用する技術。

※ VR/AR(仮想現実、拡張現実):頭部装着型の専用端末を使用して、コンピューターで作成した CG の中にいるような映像を映し出す技術、または現実の空間に CG/3D CAD モデルが存在するかのような映像を映し出す技術。

※ IoT:インターネット・オブ・シングスの略。モノをインターネットで接続して得られるデータを活用して、効率的な運用を行えるようにする技術。

以上

詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。

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