輻射空調解析事例のご紹介

2018年6月24日

これまでの主な空調方式が空調機から直接、執務室内に空調空気を送り、循環させる対流方式でした。しかし、この方式では、同じ室内においても、温度ムラがあったり、空調機からの風が直接当たるなど、滞在者が長時間作業する際の快適性や健康が損なわれる可能性があります。この欠点を解消するため、エネルギー効率が良く、快適な温熱・作業環境を保つために、輻射を利用した空調方式の導入やその検討が増加傾向にあります。

輻射空調が人にとって快適となる理由は、対流と輻射による両方の熱伝達が人体に効率的に働くからです。常温域での輻射熱伝達の大きさは、実は対流熱伝達より大きいのです。両方を受けた人体は万遍なく目的の温度に馴染む事になります。 輻射空調の良さはこのように理論的に裏付けられたものですが、ではどの位置にどうパネルを置くかは、設計者の腕の見せどころでしょう。

・空調:オフィス輻射空調解析(夏季冷房時)

http://www.env-simulation.com/jp/?p=4172

解析結果から気流速度が0.5m/sec程度に収まり、室内の温度が25~28℃程度になることが確認できました。冷温感指標(PMV)では-0.5~+0.5程度とほぼ中立の値となることも確認できました。

(環境シミュレーションのメルマガより)