BIMデータ連携!オートデスクとダイテックが新機能を共同開発
2019年1月22日

BIMデータ連携で設備設計・施工と維持管理の生産性を大幅に向上オートデスクとダイテックが新機能を共同開発へ

オートデスク株式会社と株式会社ダイテックは、両社が提供する建設業向けソフトウェアのデータ連携技術を共同開発することで合意しましたのでお知らせします。具体的には、オートデスクの BIM ソフトウェア「Autodesk® Revit®」と、ダイテックの建築設備向け CAD ソフトウェア「CADWe’ll Tfas」「NextCAD(仮称)」で作成する BIM モデルデータを直接取り込んで情報を双方向で連携させる機能を開発し、2019 年に「CADWe’ll Tfas」「NextCAD(仮称)」などに搭載して提供する予定です。これにより建設プロジェクトの設備設計・施工で BIM モデルを使用した業務コラボレーションや竣工後の維持管理の生産性が向上し、プロジェクト全体の業務効率向上も期待できます。

BIM モデルのデータ連携では、「IFC」という中間ファイルを介したオープンなデータ交換が一般的ですが、特定業務に限ったデータ連携は、その業務に必要な情報だけに絞ってデータ交換を行うことが効率的です。今回の設備設計・施工データ連携は、Revit と CADWe’ll Tfas、NextCAD それぞれのソフトウェアで作成されたデータから必要な情報だけを取り出して双方向に直接取り込めるようにするものです。「IFC」を使用した場合と比較してデータを手作業で変換したり修正する必要がなく、少ないデータ量で迅速に設計・施工業務を行えるようになります。

CADWe’ll Tfas は設備 CAD 市場で約 75% (矢野経済研究所調査より)を占めており、設計事務所や建設会社、専門工事会社での利用が多く見られます。今後、設備設計・施工で BIM モデルを活用するプロジェクトが増えれば、建築や電気設備も含めた関係者間の業務コラボレーションや、竣工後の維持管理の生産性を多くの現場で向上させることが期待できます。また、過去にCADWe’ll Tfas で作成したデータを BIM モデルに変換して、今後の維持管理やリノベーションにも利用することができますので、建物のオーナーや管理会社もライフサイクル全体で長期的なメリットを享受することができます。

オートデスクとダイテックは、今後もさまざまな企業と技術協力を行ってワークフロー連携を進め、建築設計生産から維持管理までの業務連携を進める「Integrated BIM」をさらに推進していきます。

以上

詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。

(Visited 1 times, 1 visits today)
関連記事
Translate »