3Dプリンターなどをクラウド化!模型や部品を配達してくれるPonoko
2011年7月25日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)や3次元CADで設計した建物などの模型を3Dプリンターで作ったり、家具などの実物をレーザーカッターや3次元ルーターで作ったりすることができる時代になりました。

しかし、高価な3Dプリンターや工作機械などを自前で持つのは、スペースや費用の点でなかなか難しい面もあります。

そこで、登場したのがこれらの工作機械による製作や加工を、外注できるウェブサイト「Ponoko」です。立体模型の場合は3D、板材の切断のときは2Dのデータをサイトにアップロードすると、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

4日後にはパーツが配達

 

されてくるというサービスを行っているのです。

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Ponokoのウェブサイト(画像:Ponoko。以下同じ)

同社は米国やニュージーランドに直営の工場を持つほか、ドイツやイタリア、英国には提携している工場があります。

アップロードされたデータは、これらの工場にある3Dプリンターやコンピューター数値制御(CNC)のルーターやレーザーカッターで加工し、パーツとして送ってくれるわけです。工作機械も「クラウド」で利用できる時代になったのですね。

加工費や材料代だけを払う「会費無料コース」と、毎月39ドルの会費が必要な「プライムコース」があります。プライムコースはヘビーユーザー向けで、加工費や材料費が割安となっています。

3Dプリンターで模型を作る場合、材料1cm3当たりの加工費は会費無料コースで0.80ドル、プライムコースで0.76ドルとのことです。

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模型や部材の製作手順

現在、同サイトの営業エリアとしては北米やニュージーランド周辺各国を中心にしていますが、世界中から利用できることを目指しているそうなので、日本からも注文できるかもしれませんね。

このサイトが面白いのは、模型や部材の加工代行サービスを行っているだけではありません。ユーザー自身が、

  

図面やキットとして販売

 

できるサービスもあるのです。

ユニークなデザインの家具やオフィス用品など、無料の図面やデータも多数、アップロードされていますので、参考になりそうです。

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販売されているキットの例

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