管理人のイエイリです。
東日本大震災による計画停電や電力不足をきっかけに、エネルギーを最適に活用するスマートハウスやBEMS(ビルエネルギー管理システム)、CEMS(地域エネルギー管理システム)に対する関心が高まっています。
この流れは、大規模商業施設にも変革をもたらそうとしています。イオンは地域と協働してエネルギー利用の効率化や防災などに対応する次世代エコストア「スマートイオン」(PDF)の展開を始めました。
その第1号店となるのは、3月15日、福岡県北九州市にリニューアルオープンした「イオンモール八幡東」(PDF)です。
ナ、ナ、ナ、ナント、
CEMSと連携
し、エネルギーの「見える化」によってまちぐるみのエネルギー削減に貢献する店に大変身したのです。
イオンモール八幡東店は、北九州市が進めている「北九州スマートコミュニティ創造事業」で企業と家庭をCEMSで結ぶネットワークに参加しています。店内全体のエネルギーを管理するBEMSを備え、各専門店で電力削減が行えるようになっています。
イオンではエネルギーの融通や防災・地域インフラの構築、生物多様性・景観への配慮など地域との連携・協働が不可欠な5つの基準を満足する店舗を「スマートイオン」と位置付け、
“まちぐるみ”での店舗展開
を行っていく方針です。
2013年にオープンするスマートイオンとしてはこのほか、「イオンタウン新船橋」や「イオンモール大阪ドームシティ」、「イオンモール幕張新都心」があり、それぞれ特徴を持っています。
スマートハウス、BEMS、CEMSと急速に普及が進み、いよいよスマートグリッドの時代になってきたのでしょうか。EV(電気自動車)や再生可能エネルギーの活用を少しずつ進め、まちぐるみで省エネに取り組めば、化石燃料を使わない社会が思ったよりも早く実現するかもしれませんね。