管理人のイエイリです。
八十島プロシード NextMED開発室といえば、最新鋭の業務用3Dプリンターを7台も保有し、様々な建築物や土木構造物の模型を作ってきた実績があります。
同社はこのほど、自社ウェブサイト上に、
ナ、ナ、ナ、ナント、
建設分野の模型製作
をテーマにした特設ページをオープンしました。
3Dプリンター活用のプロが作ってきた数々の建築・土木模型が掲載されています。その一部を紹介しましょう。
まずは建設分野でよく使われている石こうを固めていくフルカラー3Dプリンターで作った模型です。
壁や柱の厚さは2~3mmと厚く、表面の模様も0.4mm厚の解像度ですので、ややシャープさに欠ける感もあります。
続いて、「ナイロン12」という粉末材料をレーザー光線で焼き固めて造形する粉末積層造形機で作った模型です。
この機械は壁厚が0.8~1mmまで薄くでき、模様も0.2mm厚の解像度ですので、かなり細かい模型まで作れます。
そして、透明材料もあるアクリル系紫外線硬化型樹脂を使った3Dプリンターは、さらに表現力が増します。
コンクリートや土などの部分を透明のアクリル樹脂で造形することにより、
内部の鉄筋を見える化
した高精度の模型が作れるのです。
このページに掲載されている模型は、今の3Dプリンター技術でどれくらいのサイズや精度の模型が作れるのかを判断する1つの指標としても参考になりそうです。
また、このページには模型製作の手順やデータにつきもののエラー処理、3Dブリンターの機種ごとの最小厚さなどの注意事項も載っています。
BIMやCIMのデータを使ってコンペやプレゼン、施工計画などのための模型作りを検討中の方は、このページを見ると5~6分ほどでざっくりしたことがわかりますよ。