窓シャッターを開閉!パナソニックのHEMSが他社製品と連携
2015年2月23日

管理人のイエイリです。

日本発のHEMS(住宅用エネルギー管理システム)用の国際標準として「ECHONET Lite」という規格があります。

この規格に対応した製品でも、これまでは事実上、自社製品同士しか接続できないものがほとんどでした。

しかし、最近は企業の枠を超えて、ECHONET Liteで連携できる製品が出始めたようです。

パナソニックは同社の「スマートHEMS」と、文化シヤッターの電動窓シャッター「マドマスター・スマートタイプ」(PDF)と連携し、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

スマートフォンなどで開閉

 

できるようにしたのです。

スマートHEMSの中核機器「AiSEG」のモニター(左)による窓マスター・スマートタイプ(右)の操作イメージ(以下の写真・資料:パナソニック)

スマートHEMSの中核機器「AiSEG」のモニター(左)による窓マスター・スマートタイプ(右)の操作イメージ(以下の写真・資料:パナソニック)

「マドマスター・スマートタイプ」は、ECHONET Liteに対応した電動窓シャッターとしては業界初の製品で、5月に発売される予定です。

パナソニックの「スマートHEMS」の中核機器である「AiSEG」に対応しており、モニター画面やスマートフォンなどから、他の照明・空調・給湯機器と同様に開閉制御できるのです。

各部屋の窓シャッターを個別または一斉に開閉できるほか、タイマー制御で自動開閉したり、好きな高さで停止させたりすることも可能です。

他の機器とマドシャッター(下段)を同じHEMSのモニターで制御できる

他の機器とマドシャッター(下段)を同じHEMSのモニターで制御できる

タイマーによる開閉時間の設定

タイマーによる開閉時間の設定

タイマーによる開閉のイメージ図

タイマーによる開閉のイメージ図

スマートHEMSの全体システム図

スマートHEMSの全体システム図

窓シャッターの開閉は、AiSEGに有線LANで接続したワイヤレス通信機で行います。

また、スマートHEMSからは採光を調整する「スリット」の操作は行えず、屋外からの窓シャッターの開閉操作も行えません。

これまでは「エネルギーの見える化」や「電力のピークカット」、「省エネ」などがHEMSの主な役割とされてきましたが、今後は「快適な生活」という方向性も見えてきました。

例えば、パナソニックは今年4月には

 

HEMS対応の空気清浄機

 

として「F-PML40」と「F-PML20」を発売します。

4月発売予定のHEMS対応の天井埋込型空気清浄機

4月発売予定のHEMS対応の天井埋込型空気清浄機

HEMSによってIHクッキングヒーターの運転と連動して空気清浄機の風量を自動制御し、においの拡散を防ぐこともできるようになります。

いよいよ、ECHONET Liteが各社の住宅用設備・機器を統合制御するプラットフォームになってきましたね。

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