管理人のイエイリです。
フォーラムエイトが販売している「Allplan」シリーズは、ドイツのAllplan社が開発した建築向けのBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)、土木向けのCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)ソフトです。
BIM用の「Allplan Architecture」と、CIM用の「Allplan Engineering」がありますが、価格がそれぞれ96万円(税別)と比較的高価だったせいもあり、その機能の割にはあまりBIM/CIM界で普及していなかった面もあります。
今年10月、フォーラムエイトは大きな決断をしました。最新バージョン「Allplan 2016」の日本語版の価格を
ナ、ナ、ナ、ナント、
32万円も大幅値下げ
したのです。
その結果、「Allplan Architecture(日本語版)」と「Allplan Engineering(日本語版)」の価格はどちらも64万円(税別)となり、他社のBIM/CIMソフトと同じ価格レベルになりました。
最新版では、3Dモデリングのエンジン部分にシーメンスPLM社の「Parasolid 3Dカーネル」を導入して複雑な曲面を表現できるようにパワーアップしました。
レンダリング機能にはMaxon社の「Cine Render」を導入して部屋の角などの部分を暗くする「アンビエントオクルージョン」を追加しています。
さらにBIM/CIMモデル内にあるオブジェクトをリスト表示することで構成要素の把握や間違い発見などが行いやすくなる「オブジェクトナビゲーター」機能も搭載しました。
このほか、LandXMLによる地形点や平面線形のインポート、IFC構造解析モデルのエクスポート、ライノセラスやCinema4Dとのデータ連携など、BIM/CIMに対応したデータ交換機能も追加されました。
フォーラムエイトは、Allplanを同社のリアルタイム・バーチャルリアリティーソフト「UC-win/Road」や土木設計ソフト「UC-1」シリーズなどとの
データ連携機能
データ連携機能を既に開発済みです。
フォーラムエイトでは今回の値下げで、CIM市場へのさらなる普及推進を図っていく方針とのことです。