管理人のイエイリです。
3Dレーザースキャナーによるプラントや構造物の計測事業を手がけてきたベステラ(東京都墨田区)は、今年4月から事業を強化し、大規模3次元データ計測サービス「パーフェクト3D」を始めます。
様々な3Dスキャナーや3Dプリンターが整然と収められた本社内の一室(写真:家入龍太) |
航空レーザーやMMS(車載レーザー)、地上型レーザー、そして海中ソナーを使って、あらゆる角度から街並みや構造物、そして水中の川底地形などを計測し、1つの点群データにするという画期的なものです。
当然、今後、この事業に携わるスタッフも増員していく必要がありますが、同社3D事業部の多田まこと事業部長に入社希望者に対する条件を聞くと、驚くべき答えが返ってきました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
腕立て伏せ60回
そして、ヒンズースクワット100回を喜んでやれるか、と聞くのだそうです。
その理由は、3D計測に使う3Dスキャナーや三脚などは、精度を要求されるためにがっしりと作られており、機材が重いからです。
1人約15kgの荷物を背負って、時には山中、時には原子力発電所、といった具合に徒歩で数キロメートルも移動することがあります。
つまり、3D計測の仕事は、鍛え上げられた体が資本というわけです。
そこで、同社の一室には就業時間後、部署を問わずに有志の社員が集まってきて、
自主トレに励む
のだそうです。
軽々と15kgのダンベルを持って「イチニ、イチニ」と手の屈伸を繰り替えす多田事業部長の姿を見て、私もやらしてもらいましたが、1~2回、持ち上げるのが精いっぱいでした。
3Dレーザースキャナーによる計測というと、高度な頭脳労働というイメージがありましたが、それだけでなく強靱な肉体も兼ね備えていなければならない仕事であることを思い知らされた次第です。
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