管理人のイエイリです。
橋梁などの社会インフラの点検に、ドローン(無人機)の活用が進みつつあります。
そこで大手自動車部品メーカーのデンソー(本社:愛知県刈谷市)も、この分野に参入してきました。
同社はこのほど、ラジコンヘリコプターのメーカーとして有名なヒロボー(本社:広島県府中市)の協力を得て、インフラ点検用のドローンを開発しました。
その特徴はまず、
ナ、ナ、ナ、ナント、
強風や雨中でも飛行可能
な耐候性をもっていることです。
現在、ドローンによる点検や現場の空撮は、少し天気が悪いと中止になってしまうことが多いですが、風や雨に強いという“打たれ強い”機体には、期待がもてますね。
また、安全性を高めるため、安全制御システムでの運用も可能です。
もう一つの大きな特徴は、
構造物に近寄って
一定の姿勢に制御できる安定性です。これも、インフラ点検には欠かせない性能と言えるでしょう。
これらの性能は、デンソーのセンサーや制御のエレクトロニクス技術と、ラジコンヘリの開発・製造で長年の実績があるヒロボーの機体開発力が結集して実現したものです。
これまでのインフラ点検は自治体など、構造物の所有者による自主点検に任されてきましたが、2018年からは国が主導して計画的な点検を行うことが予定されています。
それに合わせてデンソーは実証実験を行いながら機体の完成度を高めるとともに、インフラ点検などのサービス開発を関連する事業者と共同で進めていく計画です。
構造物の点検ノウハウを持っている会社は、ドローンメーカーとの協業で新たなビジネスチャンスが広がるかもしれませんね。
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