管理人のイエイリです。
住宅・リフォーム業界でも、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)や3Dデザインソフトの活用が増えていますが、今後はいかにリアリティーを持って3Dモデルをプレゼンできるかの勝負に入ったようです。
福井コンピュータアーキテクトは、住宅などの3Dモデルを、リアルにプレゼンできるバーチャル空間体感システム「ARCHITREND VR」(PDFリリース)を7月20日に発売することになりました。
室内外をウオークスルーして、間取りや内装、住宅設備などをプレゼンするのに、
ナ、ナ、ナ、ナント、
ヘッドマウントディスプレー
を使い、まるで未来の建物の中に立っているような没入感が味わえるのです。
同社の3D建築CADシステム「ARCHITREND ZERO」で作成した3Dモデルを、Oculus Rift(オキュラス リフト)やHTC Vive(バイブ)などのヘッドマウントディスプレーを通して見ることで、実寸大の世界を立体的に見ることができます。
そのためシステムキッチンの高さや、リビングスペースの広がりなどをリアルに感じることができます。
同社は実際に市販されている建材・設備の3Dモデルをダウンロードし、設計に利用できる3Dシミュレーションサイト「3Dカタログ.com」を今年4月18日にオープンしました。
このサイトの3DモデルとARCHITREND ZERO、ARCHITREND VRを使うと
ショールーム以上の品ぞろえ
の中から好みの建材や設備を選びながら、施主が納得するまでプランや仕様を検討することができます。
気になるお値段ですが、ARCHITREND VR本体が90万円(税別、以下同じ。5年間の使用期限付き)でOculusまたはViveのビューワーが各10万円です。
使用に当たっては、ARCHITREND ZERO Ver.3以降の「ZERO基本」以上と、ヘッドマウントディスプレーが必要です。
巨大な住宅展示場やショールームを作るよりは、ずっと安上がりに済みそうですね。
福井コンピュータアーキテクトは、7月21日から8月4日まで、全国7カ所でVR体験イベントを開催し、このシステムをお披露目します。興味のある方は、ぜひ実物を体験してみてはいかがでしょうか。