管理人のイエイリです。
省エネ、創エネ、蓄エネを組み合わせて、電力需給をコントロールし、電気料金を引き下げたり、ZEB(ゼロエネルギービル)を実現したりするエネルギー管理システムが、広く使われるようになりました。
今や、単にエネルギーの流れを制御するだけでなく、いかに賢く、制御するかを競うレベルに突入してきたようです。
安藤ハザマはこのほど、新しいスマートエネルギーシステム「AHSES」を開発したことを発表しました。
使用する電力源を管理・制御するのに、
ナ、ナ、ナ、ナント、
AI(人工知能)を活用
し、電気料金の引き下げを賢く行えるのです。
今年3月にこのシステムを安藤ハザマ技術研究所に導入したところ、電力需要の予測と最適な運転計画を立てることに成功し、電力会社から購入する電力のピークカット効果を確認できました。
ではいったい、どのように賢く電力をコントロールするのでしょうか。
一般的なエネルギー管理システムは、使用電力全体のピークカットは行いますが、商用電力の使用量は山あり谷ありの状態です。
そのため、電力契約は「山」の部分をクリアできるような電力量で行う必要があります。
一方AHSESは、購入する商用電力の山谷を、
ナ、ナ、ナ、ナント、
“山崩し”した運転計画
を作成・実行できるのです。
商用電力の契約電力を引き下げることができ、コストダウンが行えます。
安藤ハザマは今後、AHSESをコージェネレーション(電力と熱を同時に発生させる設備)に活用し、電力と熱の最適供給を実現するとのことです。
そして、建物間でエネルギーを融通し合うスマートグリッドの構築も目指しています。
エネルギー分野では、ソフト面での工夫でまだまだ省エネが実現できる余地が多くありそうですね。