管理人のイエイリです。
これまでのプレハブ建物は、完成した状態で運ぼうとすると車両幅や長さの制限があるので、サイズやデザインには限度がありました。
この常識を打ち破るプレハブ建物開発にチャレンジし、SNSなどで話題になっているのが、英国・オックスフォード州アビンドンにあるテン・フォールド・エンジニアリング社(Ten Fold Engineering Limited)です。
上の建物はその一例ですが、
ナ、ナ、ナ、ナント、
たたんでトレーラーで運搬
することができるのです。
この「たためる建物」は、既にプロトタイプも作られており、動画が公開されています。
そして、スムーズに折りたたむためのキーテクノロジーが、各部材が重力的にバランスしながら、少しの力で開閉できるリンク機構です(動画はこちら)。
この開閉機構があることで、プレハブ建物はぐっと大きく、設計の自由度が広がりそうですね。また、複数の建物を並べるとホテルのような大規模な建物も、現場ですぐに組み立てることができます。
そして、建物の種類もバラエティーに富んでいます。
ナント、
橋や太陽光発電所
といった建物以外の構造物も、シリーズ化されているのです。
同社のウェブサイトには、様々なタイプの建物や構造物を折りたたみ式にしたイメージ動画が公開されています。
これらの建物は、機械と建築が合体した新しい技術と言えそうですね。設計・製作には従来の建築や土木よりも、さらに高い精度が求められそうです。
こんな建物や構造物なら、設備や家電製品と一体化して、海外にパッケージ輸出するビジネスも生まれそうですね。
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