路上に進行方向を表示!Yahoo! MAPがAR道案内機能を試験導入
2018年3月13日

管理人のイエイリです。

ひと昔前、ビジネスマンなら誰もが小さな地図帳をカバンの中にしのばせていたものですが、最近はスマートフォンで見られる地図アプリが、その代わりを果たすようになりました。

目的地までのナビゲーション機能も便利です。ただ、地下鉄の最寄り駅から地上の交差点に出たとき、どちらの方向に「初めの一歩」を踏み出していいのかに悩むことも多いですね。

スマホ用の地図アプリ「Yahoo! MAP」(以下の資料:ヤフー)

スマホ用の地図アプリ「Yahoo! MAP」(以下の資料:ヤフー)

この初めの一歩に迷わないための画期的な新機能が「Yahoo! MAP」にこのほど、試験導入されました。

スマホで周囲の風景を見ると、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

矢印で進行方向を表示

 

してくれる「ARモード」という新機能です。(ヤフーのプレスリリースはこちら

ARとはもちろん「拡張現実」を意味し、スマホなどの画面の上に、現実の風景と仮想の画像や3Dモデルなどを重ねて表示して見られる機能です。

すると、目的地までの道筋がブルーのラインで表示される

すると、目的地までの道筋がブルーのラインで表示される

ARモードは、iPhoneやiPadなど、iOS11に搭載した端末用のARアプリ開発を行う「ARKit」という機能を活用して開発されました。

目的地までの徒歩ルートを検索した後、画面右上の「ARモード」のボタンを押すと、スマホの画面にはカメラを通して見た周辺の風景が映し出され、さらに目的地までの道順を示すブルーのラインが重ねて表示されます。

そのため、どちらの方向に向かって第一歩を踏み出せばよいのか、悩む必要はありません。

ブルーのラインに沿って歩いていくと、進む方向を表す「矢印」や残りの「距離」、曲がり角を意味する「看板」なども表示されるので安心して進んでいくことができます。

目的地にたどり着くまでには、さまざまなAR表示がサポートしてくれる。(1)は目的地までのルート、(2)は進行方向を示す矢印、(3)は目的地までの残り距離と曲がり角を示す看板、(4)は目的地を示すキャラクター「けんさく」

目的地にたどり着くまでには、さまざまなAR表示がサポートしてくれる。(1)は目的地までのルート、(2)は進行方向を示す矢印、(3)は目的地までの残り距離と曲がり角を示す看板、(4)は目的地を示すキャラクター「けんさく」

歩いて行く途中で店に入ったりすると、一瞬、もと来た道はどちらだったか悩む場合もありますが、

 

ルート上に「足跡」

 

が表示されるようになっているので、歩いてきた方向が直感的にわかるようになっています。

また、ルートから外れた場合は、画面からブルーのラインが消えるので、すぐに気づくことができます。

歩いてきた方向には足跡が付いている(左)。ルートから外れるとブルーのラインが消えるのですぐ気がつく

歩いてきた方向には足跡が付いている(左)。ルートから外れるとブルーのラインが消えるのですぐ気がつく

とても便利になったYahoo! MAPですが、歩きスマホは危険ですので、画面の確認は立ち止まってから行うようにしてくださいね。

また、ARモードで作動中はバッテリー消費量がとても多くなるそうですので、バッテリー残量に気をつけてほしいとのことです。

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