管理人のイエイリです。
病院やクリニックなどのデザインには、受付や事務室のほか、手術室や検査室、リハビリルームなど様々な用途の部屋を有機的につないでいくことが必要です。
また手術台やX線検査装置、医療機器など普段の設計にはあまり使わない特殊なパーツもいろいろと用意する必要があります。
そこでメガソフト(本社:大阪市北区)は、医療・福祉施設などのデザインをスピーディーに行える3DCGソフト「3D医療施設デザイナー10」を2018年10月17日に発売しました。
特殊な医療・福祉施設用の機器や家具のパーツを多数、収録しており、
ナ、ナ、ナ、ナント、
実メーカー15社の3D素材
が同梱これているのです。
使い方は簡単で、あらかじめ用意されている診察室や検査室、病室、事務室などの部屋パーツを画面上にマウスで配置していくだけです。
各部屋は外来診療部(グリーン)や中央診療部(ブルー)、病棟(イエロー)、管理・サービス部(グレー)と、色分けされているので、直感的にゾーニングを行いながら間取り作成が行えます。
医療施設には医療従事者や事務スタッフのほか、患者や清掃スタッフなどさまざまな立場の人が利用し、それぞれの動線も異なります。
新築・増改築された建物や、新しい機器の導入によってそれぞれの動線がどうなるのかを、始点、通過点、到達点を指定するだけて、各自の、
目線で動線シミュレーション
することもできるのです。
3D医療施設デザイナー10の動線シミュレーション動画
このソフトで作成した3Dモデルからは、平面図、パース図、CG動画、什器設備一覧表を作成でき、レイアウトの検討からサイン計画、内装計画まで活用できます。
最近の医療施設や介護施設では、従来の機能だけでなく「ホテルのような」ホスピタリティーを持った雰囲気も求められることも多くなっているので、こうしたソフトで気軽にデザインを考えてみるのもいいですね。
気になるお値段ですが、永久ライセンス版が48万円(税別。以下同じ)、365日使用可能なクラウドライセンス版が15万円となっています。