カギをIoT化!閉め忘れをスマホに知らせるYKK APの「ミモット」
2018年11月16日

管理人のイエイリです。

外出した後、「家のカギを閉め忘れたのでは」、と心配になった人も多いでしょう。しかし、既に電車に乗った後や会社に着いてからだと、確認しようにも遅すぎますねよ。

そこでYKK APは、窓や扉のカギの閉め忘れを防止する戸締まり安心システム「ミモット」を、2019年1月に発売することになりました。

戸締まり安心システム「ミモット」の使われるセンサー付きのカギ(左)と受信機(右)(以下の写真、資料:YKK AP)

戸締まり安心システム「ミモット」の使われるセンサー付きのカギ(左)と受信機(右)(以下の写真、資料:YKK AP)

玄関ドアや勝手口、窓などのカギに開閉を検知するセンサーを取り付け、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

カギをIoT化

 

することによって、外出直後に閉めていないカギをスマートフォンに知らせてくれるのです。(YKK APのプレスリリースはこちら

「ミモット」の使用イメージ。施錠してないカギがあれば、玄関ドアのカギを閉めた直後にスマホに通知してくれる

「ミモット」の使用イメージ。施錠してないカギがあれば、玄関ドアのカギを閉めた直後にスマホに通知してくれる

「ミモット」のシステム構成

「ミモット」のシステム構成

対応できる窓は引き違い窓(クレセントタイプ)と勝手口ドア(サムターンタイプ)に、スマートコントロールキーに対応した電気錠付きの玄関ドアです。

カギの施錠情報は、特定小電力無線により専用の受信機がキャッチし、さらにWi-Fiルーターを通じて専用のクラウドサーバーに送られます。そこからスマホ(iOS、Android)へ通知がいく仕組みです。

1台の受信機に64個までのカギやセンサーを接続することができますが、対応できる建物は木造のみで、RC造やALC鉄骨造には使えません。

玄関ドアのカギを閉め忘れた時には、GPS機能によって家から遠く離れる前に知らせてくれるので安心です。

このほか、家族の名前を登録したキーで玄関ドアのカギを開けると、外出先で家族が帰宅したことを確認する「玄関ドア見守り通知」の機能も備えています。

3つの通知機能を備えている

3つの通知機能を備えている

ここで注目したいのが、カギの電源です。バッテリーや配線はなく、カギを施錠したり解錠したりする力によって

 

微弱な電気を自家発電

 

しているのです。

そのため、電池交換なども不要です。この技術は特許出願中とのことです。

カギを開け閉めした時に自家発電する電力で動くので配線や電池は必要ない

カギを開け閉めした時に自家発電する電力で動くので配線や電池は必要ない

カギのような小さなものでも自家発電を行い、電源代わりになるというのは、驚きました。この技術を使えば、配線やバッテリー交換が面倒な様々なものにセンサーを取り付けて、IoT(モノのインターネット)化することができそうですね。

気になるお値段ですが、受信機1台と窓2カ所、勝手口ドア1カ所、玄関ドア1カ所のセットで12万円(税別、工費などは別途)で、利用料金として受信機1台あたり月額500円(税別)がかかります。このほか、Wi-Fi機能付きのブロードバンドルーターが必要です。

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