管理人のイエイリです。
芝生や草地を管理していく上で、欠かせないのが草刈り作業です。
作業回数を減らすため、現在は2~3週間に1回の割合で「草が伸びてから刈る」という方法が主流ですが、逆に刈った草を集めたり、運搬・処分費が発生したりという問題もあります。
そこで西武造園(本社:東京都豊島区)は、子会社の西武緑化管理(本社:東京都小平市)とハスクバーナ・ゼノア(本社:埼玉県川越市)と共同で、2018年10月15日から2019年3月31日まで、画期的な実験を行っています。
ナ、ナ、ナ、ナント、
ロボット芝刈り機
をスマートフォンで遠隔操作することにより、自動的に草地管理を行っているのです。(西武造園のプレスリリースはこちら)
実証実験は、福島県南相馬市にある「福島ロボットテストフィールド」で行われています。
スウェーデンに本拠を置くハスクバーナ・ゼノアのロボット芝刈り機「Automower 330X」を、スマホによる遠隔操作と自律運転を組み合わせて、運転・停止・刈り高調整・タイマー設定の各作業を試行しているものです。
ロボット草刈り機の導入によるメリットとしては、(1)均一な高さの芝生管理、(2)飛び石や物損などの事故を防ぐ高い安全性、(3)自動充電による手間のかからない稼働、(4)GPS(全地球測位システム)による刈り込みパターンの調整が、期待されています。
スマホで遠隔操作できるので、わざわざ草刈り機のところまで行かないで、作業が行えるのが便利ですね。
この実証実験の狙いは、
人手不足の解決
と、管理費の低減を両立させることです。
ロボット草刈り機が自動的に作業してくれるなら、こまめに草刈りを行うことで常に一定の高さの草地にキープすることができます。
また、刈った草も少量なのでその場で分解、肥料としてリサイクルすることで処理も簡単になりそうですね。