川底を上空から3D計測!ドローンに搭載できるグリーンレーザースキャナーを実用化
2019年2月5日

管理人のイエイリです。

建設業界ではドローン(無人機)の活用が盛んになっていますが、空撮写真の撮影だけでなく、最近はレーザースキャナーを搭載して上空から現場を3Dの点群計測を行う事例も出てきました。

そして、レーザー計測の技術もさらに進化しています。

パスコアミューズワンセルフは、陸上面と水中を計測できる「グリーンレーザースキャナー」を、

ナ、ナ、ナ、ナント、

ドローンに搭載

し、川底の3D計測を行うことに成功したのです。(パスコとアミューズワンセルフのプレスリリースはこちら

ドローンに搭載したグリーンレーザースキャナ-。陸上と水底からの反射波を識別し、3D計測が行える(以下の資料:パスコ、アミューズワンセルフ)

ドローンに搭載したグリーンレーザースキャナ-。陸上と水底からの反射波を識別し、3D計測が行える(以下の資料:パスコ、アミューズワンセルフ)

グリーンレーザースキャナーを搭載して水面上空を飛行するドローン

グリーンレーザースキャナーを搭載して水面上空を飛行するドローン

両社は2017年4月から、国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課河川保全企画室が実施した「革新的河川管理プロジェクト」の「陸上・水中レーザードローン」の開発チームとして、陸上と水中を面的に計測するグリーンレーザースキャナーの研究開発を共同で進めてきました。

そしてこのほど、実用化に向けた実証実験に成功したものです。

京都・由良川で計測した川底の3D形状を標高段彩図で表したもの

京都・由良川で計測した川底の3D形状を標高段彩図で表したもの

2018年12月9日、様々な高度から堰付近の水底を計測した検証結果

2018年12月9日、様々な高度から堰付近の水底を計測した検証結果

高度50mと100mからの計測では、水深3.4mの河床地形をすべて取得できた

高度50mと100mからの計測では、水深3.4mの河床地形をすべて取得できた

ドローン搭載型のグリーンレーザースキャナーは、

日本初

であり、世界的にも画期的な事例とのことです。

海外の技術を導入し、さらに使いやすく進化させるという、明治時代以来の日本人のお家芸が、ドローンの世界でも発揮されはじめてきたようですね。

テラドローンのように、日本のベンチャー企業が、世界に急速に展開している例もありますので、ドローン活用における日本の存在感が高まりそうです。

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