BIMからAR/VRへスピード変換!簡単に使える「mixpace」クラウド

2019年2月26日

管理人のイエイリです。

VR(バーチャルリアリティー)用の本格的なヘッドセット、「Oculus Rift」や「HTC Vive」が発売された2016年は、“VR元年”と呼ばれています。

以来、VRやAR(拡張現実)用のヘッドセットの市場は拡大し、昨日(2019年2月25日)はマイクロソフトの高性能なARヘッドセット「HoloLens2」が発表されるなど、VRやARは質・量ともに成長を続けています。

世界のAR/VR用ヘッドセットの市場予測(資料:IDC Worldwide Quarterly AR & VR Headset Tracker)

世界のAR/VR用ヘッドセットの市場予測(資料:IDC Worldwide Quarterly AR & VR Headset Tracker)

2019年2月25日に発表された「HoloLens2」(以下の資料:特記以外はSB C&S)

2019年2月25日に発表された「HoloLens2」(以下の資料:特記以外はSB C&S)

この潮流はもちろん建設業界にも影響を与えており、建物や土木構造物のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)/CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)をARやVRで見ながら打ち合わせしたり、販売したりという仕事のやり方はますます増えてくるでしょう。

そこで必要となるのは、BIM/CIMモデルをARやVRで使えるデータに変換する作業です。これまでは手作業が多く、数日間かかるのが普通でした。

BIMモデル(上)からAR用のデータ(下)を作るのは数日間かかっていた

BIMモデル(上)からAR用のデータ(下)を作るのは数日間かかっていた

そこでソフトバンクのグループ企業であるSB C&S(本社:東京都港区)とホロラボ(本社:東京都品川区)は、BIM/CIMモデルを簡単にHoloLensなどのAR/VR機器用データに変換できるクラウドサービス「mixpace」を共同開発し、2019年2月25日に販売を開始しました。

BIM/CIMモデルのデータを

ナ、ナ、ナ、ナント、

クラウドにアップするだけ

で、自動的にARやVR用機器で使えるデータに変換してくれるのです。(SB C&Sのプレスリリースはこちら

BIM/CIMモデルをARやVR機器用のデータに変換する「micpace」のサービスイメージ(資料:SB C&S)

BIM/CIMモデルをARやVR機器用のデータに変換する「micpace」のサービスイメージ(資料:SB C&S)

変換するデータ量にもよりますが、変換時間は最短で10分で完了します。

クラウドサービスには、オートデスクの「Forge」を利用しているので、RevitやAutoCADなどオートデスク製ソフトのデータ形式のほか、IFC型式やFBX型式など約20種類のデータ形式に対応しています。

HololLensでウォークスルーを体験するイメージ

HololLensでウォークスルーを体験するイメージ

建設予定地を実際に歩き回りながらウォークスルーするイメージ

建設予定地を実際に歩き回りながらウォークスルーするイメージ

劇場の座席配置なども実寸大・立体視で検討できる

劇場の座席配置なども実寸大・立体視で検討できる

左からSB C&S ICT事業本部MD本部 本部長の永谷博規氏、ホロラボ代表取締役CEOの中村薫氏、SB C&S上席執行役員の草川和哉氏(写真:家入龍太)

左からSB C&S ICT事業本部MD本部 本部長の永谷博規氏、ホロラボ代表取締役CEOの中村薫氏、SB C&S上席執行役員の草川和哉氏(写真:家入龍太)

気になるお値段ですが、対応するデータ形式によって少し違っており、Revit用の「RVT型式」を含む「mixpace standard+R」は、

1年間で138万円

 

となっています。RVTを含まない「mixpace standard」の場合は1年間で116万4000円です。

サービスと価格の内訳(資料:SB C&S)

サービスと価格の内訳(資料:SB C&S)

今後は、グラフィソフトの「ARCHICAD」への対応や、クラウド上でVRを見ながらバーチャル会議を開く機能なども追加していく予定とのことです。

BIM/CIMモデルをARやVRで使えると、施工時や完成後の問題点を設計段階で修正しておく「フロントローディング」や、バーチャル会議による移動のムダ削減による生産性向上などの効果がますます期待できそうですね。

BIM/CIMユーザーの方は、そろそろARやVRへの対応を準備しておかれてはいかがでしょうか。

 
 ←記事に対するご意見、ご感想をどうぞ!


「建設ITワールドマガジン」無料購読受付中!最新設計手法「BIM」「CIM」の最新情報も充実!。現在の購読者数は部です。(携帯用のアドレスは登録できても配信されませんのでご注意ください

関連記事


Translate »