管理人のイエイリです。
大規模な再開発が行われている東京・渋谷駅周辺の地下街は、「リアルダンジョン(地下迷宮)」と呼ばれるほど、複雑な構造になっています。
その重層構造は、「3D City Experience Lab.」(以下、3dcel)のウェブサイトにいくとはっきり見ることができます。
ナ、ナ、ナ、ナント、
渋谷地下街の点群データ
が無料で公開されているのです。(点群データが公開されているページはこちら)
ウェブサイトではWEBブラウザーで拡大縮小、回転、移動が行えるウォークスルー機能が付いていますので、この点群をいろいろな方向から見ると、渋谷の地下街の“ダンジョンぶり”がよくわかります。
例えば、渋谷のスクランブル交差点付近の地下から明治通り側を見ると、地下街が3層構造になっているのがよくわかります。
このサイトでは地下街のほか、再開発が進む地上部の750m角の点群データも公開されています。こちらもWEBブラウザー付属のウォークスルー機能でいろいろと角度を変えてみることができます。
ありがたいことに、これらの点群データは、
無料でダウンロード
し、国際的な著作権規定である「クリエイティブコモンズ表示 4.0 国際 (CC BY 4.0) 」に従って自由に加工して使えるようになっています。
データ形式は地下街の点群が「PTS形式」(437MB)、地上部の点群が「OBJ形式」(3MB、42MB、539MBの3種類)となっています。
データを開いてみたいひとは、PTS形式は「CloudCompare」、OBJ形式は「MeshLab」というフリーソフトが使えます。3dcelのサイトでは、これらのソフトの使い方やデータの構造が日本語で親切に解説されています。点群の扱いを体験してみたい方は試してみてくださいね。