古い建物にもAIを後付け!鹿島とマイクロソフトが「鹿島スマートBM」を開発

2020年1月27日

管理人のイエイリです。

最近のビル管理にはIoT(モノのインターネット)技術の進化により、古いビルにも様々な機器や設備にセンサーを取り付け、運転状況などを“見える化”することが可能になっています。

しかし、取得した膨大なデータを蓄積したり、活用したりいる基盤は十分に整っていないのが現状です。

そこで鹿島と鹿島建物総合管理は、日本マイクロソフトと連携して、建物管理プラットフォーム「鹿島スマートBM」を開発し、2019年12月にサービスを開始しました。

建物内の様々なデータを取得し、

ナ、ナ、ナ、ナント、

AIで分析

することで、設備の最適調整や省エネルギー運転、機器の異常や故障の早期発見などを行ってくれるものなのです。(鹿島のプレスリリースはこちら

AIによって最適な建物管理を実現する「鹿島スマートBM」のイメージ(以下の資料:鹿島、鹿島建物総合管理、日本マイクロソフト)

AIによって最適な建物管理を実現する「鹿島スマートBM」のイメージ(以下の資料:鹿島、鹿島建物総合管理、日本マイクロソフト)

「鹿島スマートBM」のシステム構成

「鹿島スマートBM」のシステム構成

建物には様々なところにセンサーを設置し、空調や照明などの稼働状況や、温度や照度などの室内環境、エネルギー消費量などのデータを、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」に蓄積します。

そしてこのデータをAI(人工知能)で分析し、設備の最適な調整や省エネルギー支援によるランニングコストの削減、機器の異常や故障の早期把握などを行います。

データがクラウド上にあり、どこからでもアクセスできるため、複数の建物の運用を標準化したり、遠隔管理や群管理を導入したりと、建物の管理業務の進め方や仕組みを見直し、コスト削減を図ることもできます。

IoT技術により建物内のデータを「見える化」するダッシュボード

IoT技術により建物内のデータを「見える化」するダッシュボード

AIがデータの異常を検知したときは、

アラート一覧画面

が現れ、さらにアラートの原因となる詳細データを確認できます。

AIがデータに異常を検知したときは、アラート一覧画面やその原因を画面上で追うことができる

AIがデータに異常を検知したときは、アラート一覧画面やその原因を画面上で追うことができる

「鹿島スマートBM」が提供する機能

「鹿島スマートBM」が提供する機能

今後の展開としては、2018年に構築した「鹿島スマート生産ビジョン」で建物の施工段階と運用段階のデータ連携を図るため、このプラットフォームをさらに発展・活用していきます。

さらに建物の使用方法や利用者の行動についてのデータも取得し、利便性や快適性の向上につながるサービスも開発し、スマートビルやスマートシティーにおける基盤サービスとしても拡張していく方針です。

2020年にはいよいよ5G(第5世代移動通信システム)のサービスが始まりそうです。建設業の新ビジネスとして、完成した建物や構造物の状況をデータ化し、運用や維持管理にAIやロボットを導入できるようにするプラットフォームづくりも、今後、有望になってきそうですね。

 
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