竹中も支援するSDGsビジネス!古材リサイクルサイトが今春オープンへ

2020年1月24日

管理人のイエイリです。

古い建物に使われていた木材や建具などは、長年の歴史を積み重ねただけあって、独特の雰囲気やぬくもりがありますね。

こうした材料を建築デザインに取り入れ、実際に施工するのは建築家の腕の見せ所でもあります。空き家が増え続け、今後、古い家屋が続々と解体されていくことが予想される今、良質な古材を手に入れるチャンスでもあります。

古い建物に使われていた木材(左)。古材をデザインに取り入れた東京・台東区のゲストハウス「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE」(左写真:家入龍太、右写真:東野唯史氏)

古い建物に使われていた木材(左)。古材をデザインに取り入れた東京・台東区のゲストハウス「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE」(左写真:家入龍太、右写真:東野唯史氏)

しかし、同じものは2つとしてない“規格外”の建材だけあって、どこでどんなものが入手できるのかは、各地に点在する古材ショップに行ってみないとわかりません。

そこで水辺総研(本社:東京都渋谷区)は、全国各地の古材を扱う事業者と、古材ユーザーの間を橋渡ししようと、新ビジネス「R-Market」を2020年春にスタートするべく、準備しています。

その事業とは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

古材のオンラインショップ

なのです。

古材オンラインショップ「R-Market」のウェブサイト

古材オンラインショップ「R-Market」のウェブサイト

準備中のサービス

準備中のサービス

サイトを運営する水辺総研の“主任研究員”こと、代表取締役の岩本唯史氏(以下の写真:家入龍太)

サイトを運営する水辺総研の“主任研究員”こと、代表取締役の岩本唯史氏(以下の写真:家入龍太)

いわば、“古材界のメルカリ”のようなサイトで、スマートフォンさえあれば、古材の出品や購入が行えます。サイトでは古材や廃材のほか、古建具なども扱う予定です。

廃材の供給業者向けには「廃材古材在庫管理システム」や「解体現場情報」、ユーザー向けには「全国古材ストック検索システム」を提供します。

このサイトが本格的に動き出せば、全国各地にある古材の中から、気に入ったものを簡単に探し出して、インテリアに使えそうですね。

「R-Market」のデモンストレーション。スマホで古材の写真を撮り、樹種名や寸法、価格などを入力する

「R-Market」のデモンストレーション。スマホで古材の写真を撮り、樹種名や寸法、価格などを入力する

すると即座にサイト上に出品される

すると即座にサイト上に出品される

実はこのプロジェクトは、超有名な工務店が支援しています。

その名は、あのスーパーゼネコン、

竹中工務店

なのです。

R-Marketは竹中工務店が2019年に実施したビジネスプランコンテスト「TAKENAKAアクセラレーター」に応募し、144件のビジネスプランから「優秀賞」に選ばれました。

R-Marketは「TAKENAKAアクセラレーター」で優秀賞を受賞した

R-Marketは「TAKENAKAアクセラレーター」で優秀賞を受賞した

昨日(2020年1月23日)の夜には、同社の東京本店で古材の活用をテーマにしたイベント「廃材トーク」が開催され、50~60人が参加しました。この中で「R-Market」もお披露目されました。

2020年1月23日の夜、竹中工務店東京本社で開催された「廃材トーク」

2020年1月23日の夜、竹中工務店東京本社で開催された「廃材トーク」

パネルディスカッションでは「廃材あるある」などの裏話も披露された

パネルディスカッションでは「廃材あるある」などの裏話も披露された

パネラーとして登壇した東野唯史氏は、長野県諏訪市で古材ショップ「リビルディングセンタージャパン」を経営しています。古材ショップができると近くにはカフェなど、数軒の商業施設がオープンするという効果もあったそうです。

これまで産業廃棄物として、お金をかけて捨てていた古い建物の廃材ですが、解体前にレスキュー(回収)し、ネットで販路が開拓されると古材として新しい価値ができます。

そして、古民家などが多い田舎も“古材のメッカ”として注目が集まり、経済や雇用にプラスの影響を与えるようになります。もちろん、CO2排出削減など、地球環境の改善にも大いに貢献しそうですね。

R-Marketや古材ショップは、いわば究極の“SDGs”ビジネスと言っても過言ではありません。

 
 ←記事に対するご意見、ご感想をどうぞ!


「建設ITワールドマガジン」無料購読受付中!最新設計手法「BIM」「CIM」の最新情報も充実!。現在の購読者数は部です。(携帯用のアドレスは登録できても配信されませんのでご注意ください

関連記事


Translate »