オフィスと現場を直結!作業を知り尽くした2社がウエアラブルカメラを発売

2020年1月30日

管理人のイエイリです。

少子高齢化による労働力不足の影響を受けて、建設業の人手不足は今後、ますます深刻になってきます。

そのため、経験の浅い新人の指導も、効率的に行う必要があります。現場から映像と音声を送りながら、ベテラン技術者に相談できるヘルメット装着型のウエアラブルカメラは、その大きな解決策になりそうです。

そこで、現場の実情を知り尽くした2社がこのほど、新製品を続々と発売しました。

まずは現場最前線のIoT(モノのインターネット)技術を得意とするエコモット(本社:札幌市中央区)が、2020年1月27日に提供開始した「MET-EYE(メットアイ) MEE-300-L」という新製品です。

ヘルメットに取り付けるカメラ部の質量は、

ナ、ナ、ナ、ナント、

わずか50グラム

という軽さなのです。(エコモットのプレスリリースはこちら

2020年1月に提供開始した「MET-EYE(メットアイ) MEE-300-L」(資料:エコモット)

2020年1月に提供開始した「MET-EYE(メットアイ) MEE-300-L」(資料:エコモット)

4G LTEネットワークやクラウドを介して、現場の作業者とオフィスのベテラン技術者をつなぐ(資料:エコモット)

4G LTEネットワークやクラウドを介して、現場の作業者とオフィスのベテラン技術者をつなぐ(資料:エコモット)

製品の仕様(資料:エコモット)

製品の仕様(資料:エコモット)

通信には4G LTEネットワークを利用し、現場にいるカメラ装着者から送られてくる映像で視点を共有しながら、遅延の少ない双方向音声通話により、オフィスにいるベテラン技術者とコミュニケーションできます。

視界や重量によって現場作業を妨げない装着方法や、一切の本体操作を必要としないシンプルな設計によって、作業者の負荷にならないようにした点には、現場最前線で働くユーザーから声が反映されています。

また、現場から送られてくる映像はクラウドサーバーに常時、保存されてパソコンなどにダウンロードすることも可能です。

同社では、国土交通省が推進する「i-Construction」に取り組む現場などを中心にレンタルで提供し、初年度出荷数は2000台を見込んでいます。

もう1社は、プラントや工場の建設に強い田辺工業(本社:新潟県上越市)が、東日本電信電話(NTT東日本)と連携して開発したウエアラブルカメラによる映像コミュニケーションサービスです。

同社では様々なウエアラブルカメラのサービスを試してみましたが、過酷な現場で活用した結果、映像の乱れやヘルメットへの装着感などで、満足できるものが見つかりませんでした。

それならば、

使いやすさを徹底追求

し、現場で使い続けられる新サービスの自社開発に至ったというわけです。(田辺工業、NTT東日本のプレスリリースはこちら

既存の製品に満足できず、自前で開発したウエアラブルカメラ(写真:田辺工業、NTT東日本)

既存の製品に満足できず、自前で開発したウエアラブルカメラ(写真:田辺工業、NTT東日本)

実際に装着したところ(写真:田辺工業、NTT東日本)

実際に装着したところ(写真:田辺工業、NTT東日本)

現場とオフィスの連携イメージ(資料:田辺工業、NTT東日本)

現場とオフィスの連携イメージ(資料:田辺工業、NTT東日本)

ウエアラブルカメラはヘルメットへの装着を想定した完全ワイヤレスで、質量は130グラムです。

カメラ映像のブレを極限まで補正して、映像を見る人の負担を軽減したほか、カメラやイヤホンは防水仕様となっています。

また、すべての機器は事前に設定が済んでいるので、現場ではすぐに使い始めることができます。

機器の軽さ、ワイヤレス仕様、映像の補正、設定済みと、様々なところで“ユーザー視点”を感じさせるサービスですね。

サービスの提供は2020年上期を予定しており、一括購入またはリースでの提供を検討中とのことです。

エコモット、田辺工業とも、自社で様々な現場でのICT(情報通信技術)活用で、苦労を積み重ねてきていますから、製品やサービスの細部にまで、経験が生かされているように感じた次第です。

 
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