管理人のイエイリです。
新型コロナウイルスが猛威をふるう中国・武漢市で、ベッド数1000の病院、火神山医院がわずか10日間で完成したことが話題になっています。
建築・土木関係者なら、いったいどのようにしてこんな短工期での工事が可能になったのかが、気になるでしょう。
そんな疑問に答えてくれるYouTube動画を、新華社通信(New China)が公開しました。その名も「How can China build a hospital in 10 days? (中国はどのようにして、10日間で病院を建設できたのか)」というものです。
この動画では、2020年1月23日~2月1日までの10日間の工期を
ナ、ナ、ナ、ナント、
毎日の工程ごと
に作業の進ちょく状況をまとめているのです。
では、1日ごとの作業進ちょくをを見てみましょう。
こうした信じられないスピードでの建設は、中国の“お家芸”とも言えそうですね。
例えば2015年には、中国の遠大集団(Broad Group)という企業が、57階建ての高層ビルをわずか19日で施工したニュースなどが思い出されます。
スピード施工が可能になった共通のポイントとして、
プレハブ部材
をフルに活用している点です。
動画の最後の方には、プレハブ工場の様子が紹介されていますが、7000枚以上のコンクリートパネルを工場生産したとのことです。
武漢市では「雷神山医院」も並行して建設中で、近く完成予定とのことです。
しかし、これだけのスピードでの建設を実際に行った中国のマネジメント力や生産性には、あらためて驚かされます。
短工期で完成したこの病院によって、少しでも多くの中国の皆さんが救われ、ウイルスの猛威が少しでも早く収束することを切に願っています。