手描き間取り図を3Dモデル化!CSTが複合機対応の「AIスケッチ」を発売
2020年3月27日

管理人のイエイリです。

最近の住宅営業では、3DのCGパースが当たり前になりつつあります。しかし、施主との打ち合わせの時に描いた間取り図をもとに、3Dモデルを作る作業は手間ひまがかかります。

そこでコンピュータシステム研究所(以下、CST)は画期的な省人化システム、「AIスケッチ EDW 連携」を開発し、2020年3月24日から提供を開始しました。

手描き図面をリコーの複合機からクラウドに送るだけで、

ナ、ナ、ナ、ナント、

3Dモデルに自動変換

してくれるのです。(CSTのプレスリリースはこちら

「AIスケッチ EDW 連携」のイメージ(以下の資料:CST)

「AIスケッチ EDW 連携」のイメージ(以下の資料:CST)

 

まずは専用の方眼紙を、複合機からプリントアウトします。そして、ボールペンで間取り図を描いていきます。定規は必要なく、手描きでOKです。

複合機で専用の方眼紙をプリントアウトする

複合機で専用の方眼紙をプリントアウトする

そしてボールペンで間取り図を描いていく

そしてボールペンで間取り図を描いていく

間取り図が描けたら、複合機で「AIスケッチ EDW連携」のアプリを起動し、方眼紙をスキャン。そしてクラウドにアップロードします。

すると、AI(人工知能)が間取り図を見て、自動的に建築要素に変換し、3Dモデルデータを作ってくれます。

そのデータをCSTの住宅プレゼンシステム「ALTA」に取り込むと、3Dモデルとして編集できるというわけです。

複合機で間取り図をスキャンし、クラウドにアップロードする

複合機で間取り図をスキャンし、クラウドにアップロードする

住宅プレゼンシステム「ALTA」に取り込む

住宅プレゼンシステム「ALTA」に取り込む

すると3Dモデルが登場。その後、編集もできる

すると3Dモデルが登場。その後、編集もできる

作成されたCGパース

作成されたCGパース

気になる「AIスケッチ EDW 連携」の利用料金ですが、

月額1500円(税別)

とリーズナブルです。

利用にあたっては、ALTA(Ver5.85以降)とAIスケッチオプション、ALTA保守契約、そしてEDWプラットフォームに対応したリコー製の複合機が必要となります。また、スマートフォンで間取り図を撮影し、クラウドにアップすることも可能です。

客先ではスマホで間取り図を撮影し、クラウドにアップすることもできる

客先ではスマホで間取り図を撮影し、クラウドにアップすることもできる

ところで「EDWプラットフォーム」というものですが、リコーの複合機や電子黒板、デジタルカメラなどのハードと、アプリケーションやサービスなどのソフトをクラウド上で連携させるシステムです。(EDW:EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES)

これを使うことで、複合機やデジタルカメラなどがクラウドと直結し、AIなどがバックヤードで働き、モデル化や写真の整理などを手伝ってもらえるというわけです。

建設業向けのサービスもいろいろと用意されていますよ。

人手不足に悩む建設会社や設計事務所は、人を雇う代わりに「お金で買えるAI」の活用を増やしていくというのも、これからの経営戦略としてありそうですね。

「AIスケッチ EDW連携」の使い方。動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザが必要です

 

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