稼働音をスマホが聞いて異常発見!日立建機が建設機械用の診断アプリを開発

2020年3月24日

p>管理人のイエイリです。

建設機械のメンテナンスは自動化が進んでいますが、建設機械が発する微少な異常音を聞き分けて状態を診断するのは、これまで人間の耳に頼っていました。そのため、長年の訓練や経験が必要でした。

しかし、生産労働人口の減少や熟練技能者の高齢化が進行中のいま、これまでの人間頼りの方法は破綻する可能性があります。

そこで日立建機は、この診断を自動化するため、同社のサービスソリューション「ConSite(コンサイト)」の新しいソリューションとして、短時間で建機の状態を診断するアプリ「ConSite Health Check」を開発しました。

燃料インジェクターから発生する稼働音を、

ナ、ナ、ナ、ナント、

スマートフォンのマイク

で聞かせると、AI(人工知能)が「A 正常」、「B 要経過観察」、「C 修理検討」、「D 要修理」という4つのランクで診断してくれるのです。(日立建機のプレスリリースはこちら

インジェクターや油圧ポンプから発生する音をスマホに聞かせて異常を診断する「ConSite Health Check」のイメージ(資料:日立建機)

インジェクターや油圧ポンプから発生する音をスマホに聞かせて異常を診断する「ConSite Health Check」のイメージ(資料:日立建機)

また、油圧ポンプが送り出す作動油の圧力を測定し、そのデータに基づいて油圧ポンプの状態や内部摩擦がどの程度、しんこうしているかなどを、短時間で「健康診断」してくれる機能もあります。

これらの診断結果をもとに、根拠に基づいた修理計画をクライアントに提供することができます。

この技術は、日立製作所 研究開発グループと日立建機が共同で開発しました。日立建機にはICT(情報通信技術)やAIに強い日立グループ各社がバックに付いているので、その強みをいかんなく生かしたわけですね。

「ConSite Health Check」はまず、2020年3月からインドネシアや中東、アフリカ地域の販売代理店のサービス員向けに提供を開始し、順次、

グローバル市場

に向けて本格的に展開して行く予定です。

日本の熟練技術者のノウハウをAI化したシステムが、世界に向けて広がっていくのは、なんだかうれしいですね。

 
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