管理人のイエイリです。
フリーダムアーキテクツデザイン(本社:東京都中央区)と言えば、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)モデルによる建築確認申請を行い、2016年8月に日本初の確認済証の交付を受けたことで知られています。(詳細は2016年9月2日の当ブログ記事を参照)
このほか、2018年6月には、ベトナムのダナンに「BIMセンター」を開設し、月間約100棟ものBIMデータを作成し、BIMによる確認申請も100棟を超えるほど、量的にもBIM活用を拡大しています。
同社は、2020年5月1日に企業のBIM導入を支援する「BIMコンサルティングサービス」を開始することになりました。
住宅界で着々と積み重ねてきたBIM活用についての貴重なノウハウを、
ナ、ナ、ナ、ナント、
手取り足取り指導
してくれるというのです。(フリーダムアーキテクツデザインのプレスリリースはこちら)
今回のサービス開始にあたり、同社はBIMソフト「Revit」に対応した「住宅BIM基本パッケージ」を商品化しました。その内容はBIMモデルから図面などの設計図書を作成する「テンプレート」や使い方が含まれています。
さらに企業にあったテンプレートやBIMワークフロー構築のサポートも行います。
ビジュアライゼーション技術を活用し、YouTubeによる動画プレゼンテーションやVR(バーチャルリアリティー)などを作成して、営業のサポートも行ってくれるのです。
そのオプションサービスには、同社ならではのBIM確認申請の
トライアル実施
も含まれているのです。
建築業界では今、BIMをはじめAIやロボットなどの新技術が続々と導入されており、デジタル技術で業務が大きく変革する「デジタルトランスフォーメーション」の波がやってくるのも時間の問題となっています。
そんな中、BIMという3D技術が使えるかどうかは、今後のデジタルトランスフォーメーションに対応していくための“登竜門”と言っても過言ではありません。
同社にも、BIMの導入をサポートしてほしいという要望が多く寄せられているため、今回、正式にサービスを提供することになりました。まずは先着5社から受付を開始し、順次サービスを展開するとのことです。
BIMへスイッチしようという建築設計事務所は、チャレンジしてみるきっかけになるかもしれませんね。