管理人のイエイリです。
外構や造園設計用CADの開発・販売を行うオーセブン(本社:埼玉県さいたま市)は、新型コロナウイルスの拡大防止のため、本社を置く埼玉県が2020年4月7日に発令された緊急事態宣言により、商談などはオンライン対応、設計や開発、営業部門のスタッフは、在宅でのテレワークを行っています。
同社の主力製品は「O7CAD」というエクステリア造園CADですが、最新版の「O7CAD2.5」には、新型コロナウイルスに負けじと様々な新機能が搭載されています。
これらの機能は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
造園業のテレワーク
を可能にしてくれるところがポイントなのです。
まずは、設計者などがテレワークできるようにした「ネット認証版」が登場したことです。
在宅勤務やモバイルワークの設計者や、サテライトオフィスで接客する営業担当者は、手元のO7CADを起動・終了するだけでライセンスの認証と解除がスピーディーに行えます。Wi-Fiのほかスマートフォンのデザリング機能でも使えます。
次に、CGパース画面上に直接、文字を入力や表示ができる「3Dメモ機能」です。
在宅勤務の設計者がエクステリア製品や植栽などに注釈を描き込んでおくと、サテライトオフィスの営業担当者が注釈を表示するだけで、設計者がそこに同席しているかのように、設計の意図をCADが“代弁”してくれるというわけです。
また、営業担当者が施主からの要望などを描き込んでおくと、CADデータを介して設計者に伝えることもできそうです。
テレワークだと商品カタログや確認申請書類など、散在する資料を参照しながら仕事を進めていくのがややこしくなります。
そこで便利のが「建材情報ストリーム」という機能です。
CAD画面の一部がWEBブラウザーのようになっており、ここに建材のカタログ情報やおすすめプラン、確認申請書類などを表示させて、
図面上にドロップ
するだけで、関連するデータや情報をCAD上に配置できるのです。
いろいろな参考情報のファイルを、バラバラと添付するとどの部分のことなのかがわかりにくくなります。しかしCAD上にリンクのように配置しておけると、離れた場所にいる人同士でもわかりやすく伝えられますね。
「O7CAD2.5」は、2020年4月6日から予約販売を行っています。これらの機能を使えば、造園業も新型コロナに負けず、事業を継続していけそうですね。