現場の雑務は“クラウドの人”に丸投げ!フォトラクションが新サービス開始
2020年6月10日

管理人のイエイリです。

現場の内外で何かと移動が多い建設業にとって、ネットで工事写真や図面、施工管理データなどを共有できるクラウドサービスは、生産性向上に役立ちます。

しかし、クラウドサービスは基本的にコンピューターなので、現場で撮影した写真やメモなどを無造作にアップしているだけだと、みんなで使えるデータにはなりません。

そこで事前にデータを整理してからアップすることになりますが、意外に面倒だったりしますね。

こうした現場の悩みにこたえて、建築・土木用のクラウドサービス「Photoruction」を展開するフォトラクション(本社:東京都中央区)は、新サービス「Photoruction Eye」をこのほど始めました。

建築・土木用のクラウドサービス「Photoruction」(以下の資料:フォトラクション)

整理が不十分な工事写真やメモ、図面などを適当に「Photoruction」にアップするだけで、

ナ、ナ、ナ、ナント、

クラウドの中の人

が、使えるデータとして整理してくれるサービスなのです。

建設業向けアウトソーシングサービス「Photoruction Eye」のイメージ。クラウド上には専業オペレーターがいて、データを整理してくれる

例えば現場で作業中に工事写真を「Photoruction」にアップロードすると、同社のオペレーターが写真や黒板情報、書類などを見ながら、写真に属性情報を入力してくれます。

そのため、これまでは夕方に現場事務所に戻ってから行っていた工事写真台帳の作成という仕事から解放されます。

また、オペレーターは依頼元の企業専用のAI(人工知能)を使いながら作業するので、業務を行えば行うほど、AIが自動学習してスピードと精度が向上します。

その結果、オペレーターさんの生産性も徐々に上がっていくというわけです。

このサービスを利用するためには事前にチケットを購入しておき、サービスを利用するたびにチケットで払う仕組みになっています。

クラウドの中に、融通の利く人間のオペレーターがいるため、

幅広い業務に対応

できるというメリットもあります。

例えば、現場でのメモや作業内容を、表計算ソフトなどでデータ化する作業、配筋検査前にデジカメで使う電子黒板用のデータを作る作業、紙図面からの数量拾いや表計算ソフトへの入力作業などを頼むことができます。

新型コロナウイルスの感染予防のため、工事現場でも“3密の防止”が叫ばれています。

これまで現場で行っていた業務を、このサービスで他社にテレワーク外注できると、3密の防止と生産性向上を両立できそうですね。

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