現場監督もテレワーク時代へ!クェスタが作業指示を遠隔で行えるモニター開発
2020年6月16日

管理人のイエイリです。

住宅建設を担当する現場監督の多くは、「2ケタ」の戸建て住宅を割り当てられているそうです。これまでは現場に出掛けて、いろいろな専門工事会社や職人さんと打ち合わせするのが当たり前でした。

ところが、現場監督という仕事もテレワークできる時代になってきました。

工事現場用の大型モニターを製作・販売するクェスタ(本社:埼玉県川口市)は、現場監督用に

ナ、ナ、ナ、ナント、

遠隔指示モニター

を開発し、2020年6月22日に発売することになったのです。(クェスタの製品紹介WEBサイトはこちら

現場監督用に開発された「遠隔指示モニター」(以下の写真、資料:クェスタ)

遠隔指示モニターとは、耐候性のあるタッチパネル式の大型液晶モニターを現場に設置し、これを4G回線でクラウドシステムに接続したものです。

現場監督はオフィスにいながら写真や動画付きで作業内容や気をつけるべき点などの指示を、クラウドシステムに“吹き込んで”おきます。

すると各現場にいる職人さんなどは、このモニターから指示内容を聞いて作業できるので、いちいち現場に足を運ばなくても済むというわけです。

また、指示内容に分からないことがあったときは、何度も繰り返し見て確かめることができるというメリットもあります。

従来の現場監督。多く現場を回る移動時間や打ち合わせ時間が大きな負担だった

「遠隔指示モニター」導入後の現場監督。自宅やオフィスなどから、クラウド経由で指示を出すことでテレワークが可能になる

現場の職人さんから現場監督への作業報告は、

各自のスマートフォン

から、現場の写真や動画を付けて行うことができます。

作業指示は「遠隔指示モニター」で、作業報告は「スマートフォン」で行う

このシステムのいいところは、現場監督の移動時間が削減できるだけでなく、現場の職人さんとの打ち合わせに作業を中断したり、集まったりする時間のムダも省けることです。

つまり“時空を超えた”打ち合わせや報告の実現により、それぞれの貴重な時間をロスすることなく使えるというわけですね。

まるでスパイ映画で、ミッションをテープレコーダーで指示するようなイメージですが、こんなシステムが当たり前になると、現場の働き方改革も急ピッチで進んでいきそうです。

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