管理人のイエイリです。
工事現場でのちょっとした運搬に欠かせない「ねこ車」ですが、不整地や傾斜のあるところで使うためには、かなりの体力が必要です。
例えば、60kgの荷物を積んだねこ車で坂を上るとき、かなりの前傾姿勢で押し上げるようにしなければいけません。
こんな大変な作業ですが、CuboRex(本社:東京都葛飾区)が開発し、オンラインストアで販売している「E-Cat Kit」を後付けするだけで、とても楽に運べるようになります。
この「E-Cat Kit」は、名前から何となくわかるように、
ナ、ナ、ナ、ナント、
ねこ車を電動化
してくれるキットなのです。(CuboRexのプレスリリースはこちら)
ねこ車への取り付け方法
この電動化キットは、モーターが内蔵されたタイヤや制御装置、コントローラー、そしてリチウムイオン電池などからなります。オンラインストアで購入し、自分で30分~1時間程度で取り付けることができます。
ほとんどのねこ車に後付けでき、3時間の充電で連続2時間強使用できます。
そのパワーは絶大です。走行速度は毎時13km(空荷状態)~同9km(70kgの荷物を積載)と速く、荷重によって25°程度の坂も上れます。タイヤの耐荷重は100kgです。
防水性については、モーターが内蔵されているタイヤの中心部分やコントローラーに水がかからないようにすれば大丈夫とのことです。
様々な現場での活用シーン
この電動化キットは、2020年10月に発売され、当初は和歌山県のみかん農家を中心に利用されてきました。
それが最近、土木や建築などの工事現場でも活用が広がり、発売から約1年で
販売数が500台を突破
したのです。
現場での運搬を自動化することはなかなか難しいですが、ねこ車を電動化することで、運搬作業の生産性を大幅に高めることができそうですね。
CuboRexは「不整地のパイオニア企業」をコンセプトとした企業で、2016年に設立され、不整地走行用のクローラーユニットやロボットなど、数多くの製品を開発・販売しています。
ご興味のある方は、CuboRexのオンラインストアをのぞいてみてはいかがでしょうか。