OpenSpaceで建設現場の進ちょく管理を自動化! AIと360度カメラ、BIMの連携効果とは
2023年6月5日

管理人のイエイリです。

米国OpenSpace社(本社:カリフォルニア州サンフランシスコ)は、現場を360度カメラで撮影した写真を使ってクラウド上で施工管理を行うツール「OpenSpace」を開発・販売しています。

ヘルメットやドローン(無人機)に360度カメラを取り付けて現場を巡回すると、毎秒2枚のペースで現場の状況を360度写真で記録してくれます。

ヘルメットに360度カメラを取り付けて現場を巡回するイメージ(特記以外の写真:Courtesy of OpenSpace)

ヘルメットに360度カメラを取り付けて現場を巡回するイメージ(特記以外の写真:Courtesy of OpenSpace)

現場を歩き回って撮影した軌跡のイメージ

現場を歩き回って撮影した軌跡のイメージ

そして、便利なことは撮影した位置を、

ナ、ナ、ナ、ナント、

図面上に自動マッピング

してグーグルストリートビューのように使えることなのです。(アスクのプレスリリースはこちら

撮影した位置を青丸で写真上に自動的に整理し、グーグルストリートビューのように見られる

撮影した位置を青丸で写真上に自動的に整理し、グーグルストリートビューのように見られる

この機能によって、360度写真は施工管理にぐっと使いやすくなります。

360度写真とBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)と並べて表示することができるので、将来の施工状況や完成時の状況も、よくわかります。

360度写真とBIMモデルを並べて表示することで、未来の完成形をイメージしやすい(資料:アスク)

360度写真とBIMモデルを並べて表示することで、未来の完成形をイメージしやすい(資料:アスク)

さらに、「OpenSpace Track」という機能を使うと、

AIで進ちょく状況

を自動把握してくれるのです。

AIを活用した「OpenSpace Track」による各工種の進ちょく状況を図面上に表示したところ

AIを活用した「OpenSpace Track」による各工種の進ちょく状況を図面上に表示したところ

各工種の進ちょく状況を時間軸で表示したところ

各工種の進ちょく状況を時間軸で表示したところ

当サイトでもOpenSpaceについては、清水建設の地下鉄現場での活用事例(2022年5月27日付のサクセスストーリー)や、フジタの山岳トンネル現場での活用事例(2022年4月18日付の建設ITブログ)、大成ロテックの共同溝工事現場での活用事例(2023年3月27日付サクセスストーリー)などを紹介してきました。

360度写真とBIM、そして最新機能のAIが連携することで、施工管理はかなり自動化できそうですね。

OpenSpaceの代理店であるアスク(東京本社:東京都千代田区)は、2023年6月23日に「360度カメラとAIを活用した建設業界におけるDX ~BIM/CIMの活用、様々な撮影方法のご紹介~」と題した無料のオンラインセミナーを開催します。

OpenSpaceや360度写真を使った施工管理にご興味のある方は、参加してみてはいかがでしょうか。

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