~クラウド連携の BIM ワークフローによる高い生産性と利便性を土木・インフラ業界にも提供~
オートデスク株式会社(本社:東京都中央区、社長:ルイス・グレスパン)は、本日、土木・インフラ業界のライフサイクル全般を支援するトータルソリューションパッケージの新製品「Autodesk® Infrastructure Design Suite 2013」(オートデスク インフラストラクチャ デザイン スイート 2013)を発表しました。本製品は、今回初めて日本で提供される土木・インフラ業界向け Suite 製品となり、同製品の日本での提供を通じて、土木・インフラ業界に携わる全ての方に、クラウドとの連携を強化した、BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)により、生産性の高いワークフロー構築を支援します。
質の高いデータ管理とコラボレーションを実現するクラウド サービスを備えた Autodesk Infrastructure Design Suite は、道路、鉄道、電力、ガス、上下水道、造成、区画整理などの、土木、インフラ分野の調査、計画、設計、施工、維持管理までを一貫して実現する、新しい統合 BIM ソリューションです。土木・インフラ関連のプロジェクトに携わるユーザは、このソリューションを使用することで、効率的な計画・設計・施工・維持管理方法の追求と綿密なパフォーマンスの分析、さらにビジュアライゼーション ツールによる、より効率的かつ効果的なプロジェクト関係者とのやり取りが可能になります。
クラウドとの連携で高い利便性を実現したデータ管理/コラボレーション ツール
Autodesk Infrastructure Design Suite 2013 のユーザが利用可能なクラウド プラットフォームの Autodesk 360(オートデスク 360)は、プロジェクトチームの設計、ビジュアライズ、シミュレーション、共有を劇的に改善します。時間と場所を問わない、データへの安全なアクセスに加え、クラウドによる高い処理能力を通じたメリットを提供します。基本サービスのほか、オートデスク サブスクリプション ユーザは追加サービスの利用が可能です。
Autodesk Infrastructure Design Suite 2013 は、Standard(スタンダード)、Premium(プレミアム)、Ultimate(アルティメット)の 3 種類のエディションがあります。土木・インフラ業界の建設プロジェクトでの BIM ワークフローに対するユーザの多様なニーズに合わせて利用できます。経済性と利便性に優れた個々のパッケージは、業務の幅を広げるだけでなく、素早く高品質な仕上がり・納品と、効果的なコラボレーションを可能にします。各エディションとそれぞれに含まれる個別ソフトウェアは以下の通りです。
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Autodesk Infrastructure Design Suite Standard 2013
(オートデスク インフラストラクチャ デザイン スイート スタンダード 2013):
インフラストラクチャの調査・維持管理分野向けの基本的なソリューションを、慣れ親しんだ AutoCAD のワークフローで提供します。Standard エディションの構成製品は以下の通りです。- AutoCAD® 2013
- AutoCAD® Map 3D 2013
- AutoCAD® Raster Design 2013
- Autodesk® Storm and Sanitary Analysis 2013(英語版)
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Autodesk® Navisworks® Simulate 2013
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Autodesk Infrastructure Design Suite Premium 2013
(オートデスク インフラストラクチャ デザイン スイート プレミアム 2013):
土木インフラの計画・設計向けの BIM による業務プロセスを強化し、モデルベースのインテリジェントな設計ツールで、より素早く高品質な設計を支援するほか、シミュレーションと解析によるプロジェクトのパフォーマンス評価を実現しており、さらにプロジェクト ライフサイクル全体を通じて設計データのビジュアライゼーションを可能にします。
Premium エディションには、Standard エディションの全製品に加えて、以下の製品が含まれます。- Autodesk® Infrastructure Modeler 2013
- AutoCAD® Civil 3D® 2013
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Autodesk® 3ds Max® Design 2013
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Autodesk Infrastructure Design Suite Ultimate 2013
(オートデスク インフラストラクチャ デザイン スイート アルティメット 2013):
Premium エディションをベースに、さらに土木インフラの設計・施工向けの配管設計、構造設計・解析、施工の工程管理、干渉チェック等、施工までも範疇とする製品を提供します。
Ultimate エディションには、Premium エディションの全製品に加えて、以下の製品が含まれます。- AutoCAD® Utility Design 2013(英語版)
- Autodesk® Revit® Structure 2013
- Autodesk® Navisworks® Manage 2013
Autodesk Infrastructure Design Suite 2013 の構成製品
スイート製品を構成する個別製品の概要は以下の通りです。
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AutoCAD 2013 (オートキャド 2013):
2D/3D の設計、ドラフティング、モデリング、設計図書、エンジニアリング向け統合ソフトウェア
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AutoCAD Map 3D 2013 (オートキャド マップ スリーディー 2013):
インフラ業界のための CAD/GIS ソフトウェア。インフラ業界の計画・調査や維持管理業務の効率化と図面作成を支援
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Autodesk Raster Design 2013 (オートデスク ラスター デザイン 2013):
図面、地図、衛星イメージ、航空写真等のスキャンデータを活用するための、ラスター編集とラスターベクターハイブリット図面作成を支援
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Autodesk Storm and Sanitary Analysis 2013(英語版)
(オートデスク ストーム アンド サニタリー アナリシス 2013):
AutoCAD Civil 3D/AutoCAD Map 3D とデータの共有が可能な、下水道のシミュレーションと設計に特化したソフトウェア
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Autodesk Navisworks Simulate 2013 (オートデスク ナビスワークス シミュレート 2013):
プロジェクトの情報をやり取りするための強力な機能と高度なシミュレーション ツールを備えた設計シミュレーション ソフトウェア
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Autodesk Infrastructure Modeler 2013 (オートデスク インフラストラクチャ モデラー 2013):
より現実に忠実な 3D モデルの統合とアイデアをリアルタイムにカタチにすることで、建設プロジェクトの計画・設計の概念イメージ共有と複数案の比較検討、意思決定を支援
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AutoCAD Civil 3D 2013 (オートキャド シビル スリーディー 2013):
業務の効率化と生産性の向上を実現する、土木設計と設計図書作成のための BIM ソリューション
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Autodesk 3ds Max Design 2013 (オートデスク スリーディーエス マックス 2013):
総合評価型、プレゼン向けの 3D モデリング、アニメーション & レンダリング ソリューション
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AutoCAD Utility Design 2013 (オートデスク ユーティリティ デザイン 2013)(英語版):
配電設計に特化したモデルベースツールで、AutoCAD の慣れ親しんだ環境に配電設計のための様々なルールを追加。効率的な設計と図面作成を支援
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Autodesk Revit Structure 2013 (オートデスク レビット ストラクチャ 2013):
解析モデルを強化、橋梁等の構造物および配筋のモデリングをダイレクトかつ柔軟に変更可能になった、構造エンジニアリング向けの BIM ソリューション
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Autodesk Navisworks Manage 2013 (オートデスク ナビスワークス マネージ 2013):
設計意図および施工可能性の調整、分析、情報のやり取りをサポートする包括的なプロジェクト レビュー ソリューション
Autodesk Infrastructure Design Suite 2013 に関する詳細は、以下 URL をご覧ください。
www.autodesk.co.jp/infrastructuredesignsuite
【スタンドアロンライセンス製品の価格(税込)および出荷開始予定日】
製品名 | 価格(税込) | 出荷開始予定日 |
Autodesk Infrastructure Design Suite Standard 2013 |
¥845,250 | 2012 年 5 月 23 日 |
Autodesk Infrastructure Design Suite Premium 2013 |
¥997,500 | 2012 年 5 月 25 日 |
Autodesk Infrastructure Design Suite Ultimate 2013 |
¥1,533,000 | 2012 年 6 月 1 日 |
※オートデスク認定販売パートナー、販売店からの購入時の価格は、直接パートナーや販売店にお問い合せください。
以上
詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。