落差工の設計計算 Ver.2 リリース。落差工本体・水叩き形状の自動決定に対応
2012年11月19日

プログラム概要
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  「床止めの構造設計手引き(財)国土技術研究センター 編」に従い、落差工の設計計算を行うプログラムです。
直壁型(本体・水叩き一体式構造、分離式構造)および緩傾斜型の形状タイプについて対応しています。

水理計算は、実流量か単位幅流量で行うかを選択できます。
実流量で計算する場合には、各断面位置(上流部、中流部、下流部)ごとに使用する平均流速公式の設定が可能です。

安定計算は、直接基礎として、転倒・滑動・地盤支持力について照査を行います。また、直壁型(一体式構造)で鉄筋コンクリート部材の場合は、本体と水叩き部について、断面計算(曲げ応力度、せん断応力度)を行うことが可能です。

 

  関連情報
新製品紹介

PDF出力例

  Ver.2.00.00 改訂内容 <2012年 11月 19日リリース> NEW
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  <関連情報>落差工の設計計算 Ver.2 (Up&Coming '12 秋の号掲載)

  1. 落差工本体及び水叩き形状の自動決定に対応
  2. 直壁型かつ一体式構造の落差工本体及び水叩き部配筋の自動決定に対応

  プログラムの機能と特長
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  ■特長


  1. 一般的な形状の落差工(直壁型、緩傾斜型)について、水理計算及び安定計算を行うことが可能です。
     
  2. 直壁型の場合は本体・水叩き一体式構造と分離式構造を選択可能です。
     
  3. 本体・水叩き一体式構造の場合は、断面計算(許容応力度法による照査)を行うことが可能です。
     
  4. 安定・断面計算の荷重ケースは、常時と地震時について行うことができます。また、検討水位は3ケースまで指定可能です。
     
  5. 本体・水叩きの照査位置は任意の位置を3個所まで指定することが可能です。また、それぞれの照査位置で配筋を入力することができます。
     
  6. 水理計算は実流量か単位幅流量で行うかを選択することができます。
    実流量で計算する場合には、各断面位置(上流部、中流部、下流部)ごとに使用する平均流速公式の設定が可能です。
    平均流速公式は、レベル1(単断面),レベル1a(単断面),レベル2(複断面),レベル2a(複断面),レベル3(複断面)に対応しています。
     
  7. 水理計算を実行すると、メイン画面の形状図に水位ラインを描画します。
     
  8. 計算書は、画面上でのプレビュー機能の他、Word,HTML,テキスト出力を行うことも可能です。

■適用範囲


  • 落差工の形式 直壁型,緩傾斜型
    構造形式 一体式構造,分離式構造
    基礎形式 直接基礎
    コンクリート材質 鉄筋コンクリート,無筋コンクリート
    平均流速公式 レベル1(単断面),レベル1a(単断面)
    レベル2(複断面),レベル2a(複断面),レベル3(複断面)
    水理計算 ■水叩きの検討(※直壁型時)
      ・越流状態の判断,越流落下範囲,水叩きの必要厚さ

    ■しゃ水工の根入長
      ・必要しゃ水工長

    ■護床工の検討
      ・護床工A区間長
      ・護床工B区間長

    ■補助構造物
      ・補助構造物の高さ
      ・補助構造物に加わる抗力

    ■護床工のブロック重量
      ・上流側
      ・護床工A(本体直下流~跳水発生区間前半、跳水発生区間後半)
      ・護床工B

    安定計算 転倒,滑動,地盤支持力
    断面計算 コンクリートの圧縮応力度,鉄筋の引張応力度,せん断応力度

■適用基準及び参考文献


  • 建設省河川砂防技術基準(案)同解説 設計編 山海堂 平成19年7月改訂版 建設省河川局監修
  • 床止めの構造設計手引き(財)国土技術研究センター 編 

詳しくはフォーラムエイトのウェブサイトで。

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