製造業界向けアプリケーションの新バージョンを順次発売
2013年4月15日

オートデスク株式会社は、製造業界向けアプリケーションの新バージョンを本日より順次発売します。これらの新バージョンでは、製造業の広範な業務ワークフローにおいて企画、設計、データ管理、シミュレーションなどの製品ライフサイクル管理が効率的にできるように、デスクトップ コンピューティングとクラウド コンピューティングの技術を融合させて、業務の生産性をさらに向上させることを目指しました。

近年の製造業界では、ユーザにとって魅力的な製品を市場に投入するために、外観デザイン、環境性能、軽量化などの取り組みに対して多くの関係者がさまざまなアイデアを検討しながら共同作業を行っています。今回の新バージョンでは、関係者が製品情報を効率的に作りこめるように、社内のコンピュータ、遠隔拠点のモバイル端末、そして高度な処理を実現できるクラウドサービスなどを必要に応じて組み合わせて利用していただけるように機能強化を行いました。

 

【大規模アセンブリ表示のイメージ】

 

【履歴テーブルのイメージ】

 

【コンフォーマル冷却解析のイメージ】

 

【アンビエントシャドウ調整のイメージ】


各アプリケーションの主な概要

名 称 希望小売価格(税込) 発売日

Autodesk® Inventor® 2014
(オートデスク
インベンター)

本体: 693,000 円
(新規スタンドアロン、
以下同じ)Subscription: 103,950 円
(1 年、以下同じ)

4 月 10 日

Autodesk Inventor Professional 2014
(オートデスク インベンター
プロフェッショナル)

本体: 1,118,250 円
Subscription: 168,000 円

(3D デザインアプリケーション)

 

 

主な新機能

  • 部品の組み立てやすさの向上
    部品の位置や動きをワンステップで決められるようになり、直感的な操作でアセンブリの生産性を向上。また、動きの幅制限、ロック、保護が可能になり、メカニズムの表現と検証が容易に。さらに、アセンブリの拘束関係がラバーバンドで表示され、直感的に把握可能。
  • 大規模アセンブリ性能の強化
    大規模アセンブリの高速表示モード導入により、モデルを呼び出す際のパフォーマンスが大幅に向上(データ種類により 5~10 倍の速度向上)。これにより大規模アセンブリモデルの設計が効率的に。
  • BIM アプリケーションとのデータ双方向連携の強化
    建築設備/プラント設備メーカー向けに、建築設備や建材モデルを Autodesk Revit® に対応した軽量モデルに変換する機能を強化。3D モデルを簡略化するこの機能と操作性の向上により、形状の簡略化に要する時間を大幅に短縮可能。簡略化したモデルを Autodesk Revit 形式のファイルで出力したり、Autodesk Revit ファイルの読み込みが可能に。
    (BIM =ビルディング インフォメーション モデリング)
  • ユーザ要望に基づく機能強化
    スイープ、フィレット、境界パッチなどの曲面モデリング機能の改善、大規模モデルのレイアウト図面のラスタービューによる表示高速化など、多くの機能改善を実施。

 

 
名 称 希望小売価格(税込) 発売日

Autodesk Showcase® 2014
(オートデスク ショウケース)

本体: 153,300 円
(新規スタンドアロン、
以下同じ)
Subscription: 23,100 円
(1 年、以下同じ)

4 月 12 日

Autodesk Showcase Professional 2014
(オートデスク ショウケース
プロフェッショナル)

 

本体: 918,750 円
Subscription: 137,550 円

 

(3D データを活用したリアルタイム フォトリアリスティック レンダリング機能を提供。フィジカル プロトタイプの製作数を削減できるため、大幅なコスト削減と、DR での意思決定のスピード化を実現。新機能として、よりリアルな画像の作成につながる機能、当社の 3D デザイン アプリケーションとの連携性/互換性の強化を実現。)

 
 

主な新機能

  • HDR Light Studio のサポート
    HDR Light Studio を使用して背景の編集が容易に。HDRI マップ、反射光などのライティングを編集した結果をすぐに Showcase 作業画面上で確認可能。対象のモデルの評価、検討や最適なハイライトの設定工数を大幅に削減。(Showcase Professional のみ)
  • 被写界深度に対応
    被写界深度に新たに対応。写真品質の奥行き表現とフォーカス部分にメリハリを与えることで、より豊かな表現でデザインレビューが可能。
  • Autodesk Alias とのデータ互換性向上
    Alias で設定したアンビエント オクルージョン、ブックマーク、マテリアルが Showcase でも利用可能。
 
名 称 希望小売価格(税込) 発売日

Autodesk Simulation Mechanical 2014
(オートデスク シミュレーション メカニカル)

(強度・振動・熱伝導・疲労解析、非線形解析、弾性体を
考慮した機構解析)

 

本体: 2,294,250 円
(新規スタンドアロン)Subscription: 344,400 円
(1 年)

 

4 月 10 日

 
 

主な新機能

  • 落下解析ウィザードの追加
    落下解析に必要なすべての定義を単一のウィザードに集約し、設定が難しかった非線形落下テスト解析を設計者でも簡単な操作で実施可能。
  • 設計最適化機能の追加
    Inventor モデルを読込み、元のファイルを変更せずに Inventor のパラメータを変化させ、複数の設計案から設計基準に適合する最適なデザインを表示。
  • Autodesk Simulation CFD との機能連携
    Simulation Mechanical から直接 CFD の温度分布をマッピングし、熱応力解析の実施が可能に。

 

 
名 称 希望小売価格(税込) 発売日

Autodesk Simulation Moldflow® Adviser 2014
(Standard / Premium / Ultimate3 種類を提供)
(オートデスク シミュレーション モールドフロー アドバイザー)

本体: 766,500 円より
Subscription: 115,500 円
(1 年、以下同じ)
(共に Standard の場合)

4 月 10 日

Autodesk Simulation Moldflow Synergy 2014
(オートデスク シミュレーション モールドフロー シナジー)

本体: 1,837,500 円
Subscription: 276,150 円

Autodesk Simulation Moldflow Insight 2014
(Standard / Premium / Ultimate3 種類を提供)
(オートデスク シミュレーション モールドフロー インサイト)

本体: 3,522,750 円より
Subscription: 528,150 円
(共に Standard の場合)

CADdoctor for Autodesk Simulation
(キャドドクター フォー オートデスク シミュレーション)

本体: 918,750 円
Subscription: 137,550 円

 

Autodesk Simulation Moldflow Communicator 2014
(オートデスクシミュレーションモールドフローコミュニケーター)

無償

(樹脂流動解析アプリケーション)

 

 

主な新機能

  • 3D 圧縮解析機能の追加
    熱可塑、熱硬化性樹脂の 3D 圧縮成形解析機能を新たに搭載。長繊維強化材料の繊維破断を抑えた圧縮成形プロセスに対応可能。
  • 3D 射出圧縮成形解析機能の追加
    熱可塑、熱硬化性樹脂の3D 射出圧縮成形解析機能を新たに搭載。自動車ガラスなどの低歪成形プロセスを可視化して結果を分かりやすく表示。
  • コンフォーマル冷却解析機能の追加
    熱流体解析アプリケーション Autodesk Simulation CFD との機能連携により、複雑な 3D 形状を持った冷却回路の冷却解析を実現。これにより、より高度なハイサイクル金型の冷却解析が可能。

 

 
名 称 希望小売価格(税込) 発売日

Autodesk Simulation CFD 2014
(オートデスク シミュレーション シーエフディー)

(CFD / CFD Advanced / CFD Motion の 3 種類を提供)

 

本体: 1,380,750 円
(ネットワークライセンス、以下同じ)Subscription: 345,450 円
(1 年、以下同じ)
(共に CFD の場合)

 

4 月 10 日

Autodesk Simulation CFD
Design Study Environment 2014
(オートデスク シミュレーション シーエフディー
デザイン スタディ エンバイロメント)

 

本体: 1,380,750 円
Subscription: 345,450 円

 

(熱流体解析アプリケーション)

 

 

主な新機能

  • 自由表面解析機能の追加
    液面が存在するタンクスロッシングや液体充填などの解析機能を新たに搭載。
  • 高度な乱流モデルの追加
    新しい乱流モデル(SST k-ω、SST k-ω SAS、SST k-ω DES)が追加され、外部流れの剥離など、より精度の高い解析結果を導出。

 

 
名 称 希望小売価格(税込) 発売日

Autodesk Sim 360 Pro
(オートデスク シム さんびゃくろくじゅう プロ)

 

年間ライセンス契約: 550,200 円
使用容量:1,800 クラウドクレジット

 

4 月 12 日

(構造解析、熱流体解析、建築向け構造解析のクラウド サービス)

 
  • 従来クラウド サービスで提供してきた解析機能を、スタンドアロン製品に準じて機能強化。
  • 機能モジュールを分けて、利用できるサービス単位を振り分け

    • Mechanical 360(構造解析):[1 ジョブ] で [15 クラウドクレジット] を消費
    • CFD 360(熱流体解析): [1 ジョブ] で [15クラウドクレジット] を消費
    • RSA 360(建築構造解析):[1ジョブ] で [5クラウドクレジット] を消費
  • 当初は英語版で提供。5 月以降より日本語版を提供開始予定。

 
名 称 希望小売価格(税込) 発売日

Autodesk Vault Office 2014
(オートデスク ボルト オフィス)

 

本体: 76,650 円
(ネットワークライセンス、以下同じ)
Subscription: 11,550 円
(1 年、以下同じ)

4 月 19 日

Autodesk Vault Professional 2014
(オートデスク ボルト プロフェッショナル)

 

本体: 262,500 円
Subscription: 39,900 円

 

(データ管理アプリケーション)

 

 

主な新機能

  • Vault クライアントのパフォーマンス改善
    大規模アセンブリを管理するユーザの増加に対応し、Vault からファイルを取得するダイアログを改善。これにより、構成の表示やファイルのダウンロード レスポンスが大幅に改善。
  • 解析データ管理機能の追加
    解析アプリケーションで扱うデータ量の増加とデータ再利用のニーズに応えるため、解析データと利用された 3D モデルの関連性を Vault で自動的に管理。
  • 機械系 CAD データと建築系 CAD データの一元管理機能強化
    建築/プラント設備メーカーでの建築系 3D CAD(BIM アプリケーション「Autodesk Revit」、プラント設計 3D CAD「AutoCAD® Plant 3D」の利用増加に対応し、両アプリケーションとの連携を強化。Inventor と併せて各アプリケーションで作成したデータの一元管理が可能。
  • ユーザ要望に基づく機能強化
    図面上で改訂履歴テーブルのフォーマットの詳細設定がカスタマイズ可能に。また、Inventor のブラウザ上で、ファイル名以外のさまざまな属性を表示可能に。その他多数の機能拡張を採用。
 

※ 希望小売価格は、日本における当該製品またはサービスに対するオートデスクのメーカー希望小売価格(税込)を示します。希望小売価格にインストール費は含まれません。オートデスク認定販売パートナー、販売店の販売価格はオートデスク認定販売パートナーおよび販売店が決定します。希望小売価格は参考値としてご参照ください。その他の諸条件が適用される場合もあります。

※ オートデスク認定販売パートナー、販売店から購入される場合の価格は、直接パートナーや販売店にお問い合わせください。

以上

詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。

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