株式会社フォーラムエイト(東京都港区港南2-15-1 代表取締役社長 伊藤裕二 URL:http://www.forum8.co.jp)は、2014年1月24日、仮想空間情報処理システムに関わる基本的な特許を取得しました。

本特許は、3D/VRをクラウドで利用可能な「VR-Cloud®」における、プロセス間通信システムについて取得したものです。3D/VRデータ、ビデオ、音声、テキストなど、クラウド上でやり取りされる情報・データの種別に応じて最適化された処理方法を実行することで、システム内での通信量を減少させ、迅速な更新・同期を実現します。
また、大きな特長として、複数のユーザが操作するそれぞれ異なる種類のアプリケーションから、クラウドを介して同一のデータ・情報を共有できる点も挙げられます。例えば、VR-Cloud®のコミュニケーションツールである「ディスカッション機能」により、VR空間内の掲示版に書き込まれたコメントのデータを、VR-Cloud®以外のアプリケーションから閲覧・編集することも可能となります。

この他、VR-Cloud®関連技術では「運転シミュレーションの入力デバイス」（2012年12月7日）、「a3S（Anything as a Service）クラウド伝送ライブラリ」（2013年9月20日）、クラウド管理システム（2013年10月25日）について特許を取得しており、4件の出願中特許があります。

VR-Cloud®およびその伝送技術a3Sについては開発キット（SDK）も提供しており、これを活用したクラウドアプリのプログラミング技術を競うコンペティションとして「CPWC 学生クラウドプログラミングワールドカップ」が開催されています。第2回となる本年は5月1日よりエントリーを開始しており、表彰式は、11月に開催される「フォーラムエイトデザインフェスティバル2014」のプログラムの一環として、品川インターシティーホールで実施されます。

■VR-Cloud®におけるデータ種類の例と処理方法

■VR-Cloud® Collaboration機能の活用例
（大阪大学 大学院工学研究科　環境・エネルギー工学　福田知弘研究室）

▲デザインミーティング例。手書きデザイン 入力／ビデオ会議システム（Skype）利用の 協議シーン	▲視点位置はVRでシーンを 自在に選定	▲ディスカッション、注釈の 3Dアイコン表示

【本特許の概要】
■特許番号：第5462326号
■発明の名称：仮想空間情報処理システム、当該システムのサーバ装置、
当該サーバ装置で実行されるプログラム、及び仮想空間情報処理方法
■特許取得日：2014年1月24日

【出願中特許】

【関連製品・情報】
▼VR-Cloud® Ver.5
http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/VC/VR-Cloud.htm

▼VR-Cloud®関連取得特許・出願中特許一覧
http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/VC/VR-Cloud.htm#tokkyo
▼VR-Cloud® SDK
http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/VC/VR-Cloud.htm#sdk

▼a3S（anything as a service）クラウド伝送ライブラリ
http://www.forum8.co.jp/topic/up91-p28.htm

▼a3S SDK（開発キット）
http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/VC/VR-Cloud.htm#a3s-sdk

▼3次元リアルタイムVRソフトウェア UC-win/Road Ver.9
http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/road/ucwin-road-1.htm
▼VDWC CPWC表彰式／国際VRシンポジウム
http://www.forum8.co.jp/fair/fair.htm

※VR-Cloud®はフォーラムエイトの登録商標です。

詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。