mmGPS フィニッシャーシステム mmGPS 3D Paverの活用事例を追加
2014年8月25日

東亜道路工業株式会社様 mmGPSで2台のアスファルトフィニッシャを同時にフルコントロール

陸上競技場トラック舗装工事でmmGPSが活躍

東亜道路工業株式会社様は、昭和5年の創業以来、自由な発想とケミカルテクノロジーを融合させた新技術を次々と提供し続ける、道路舗装業界の大手企業である。 同社は、陸上競技場のトラック整備工事において、mmGPSとアスファルトフィニッシャ(以下、フィニッシャ)の持つ制御システムを組み合わせにより、ほぼフルコントロールといえる3次元マシンコントロール(以下3D-MC)による施工を実現した。

3D-MC で現場の省力化や安全性を向上

工務本部 芝山機械センター所長 杉芳広様同社では2010年にトータルステーション(以下TS)によるフィニッシャの3D-MCを導入、グランドやトラックの舗装を中心に数多くの実績を積み上げ、敷均し精度や省力化について高く評価されている。 まず始めに、同社工務本部芝山機械センター所長の杉芳広(すぎよしひろ)様にお話を伺った。「舗装工事での3D-MCの活用は、センサーワイヤーやワイヤー固定ピンの設置が不要なことにより、従来の工法に比べて大きな省力化が可能です。また、フィニッシャにアスファルト合材を供給するダンプトラックの誘導の際でも、障害となるものがありませんから、安全かつスムーズに行うことができます。ワイヤーへの接触事故もありません。現場の省力化や安全性の向上に大いに有効です」。

mmGPSなら1台のトランスミッターで 複数台のマシンを高精度にコントロール

技術研究所 第四研究室 増戸洋幸様今回の現場でmmGPS を使われた経緯について、技術研究所第四研究室の増戸洋幸(ましとひろゆき)様に伺うと、「mmGPSは、新たな試みとして、導入後これまでに社内で実証実験を行いながら、運用方法の検討を重ねていました。今回の施工を始める際、TSの3D-MCシステムは全て稼働している状態だったこともあり、これをチャンスと捉え、実作業での本格的な運用を決めたのです」。 導入の効果については、「mmGPSの最大のメリットは、1台のレーザートランスミッターPZL-1で複数台のマシンの高さコントロールが可能なこと。ここがTSとの大きな違いです」。今回の施工システムは、mmGPSによって精密に3次元位置情報(GPSで水平位置、レーザートランスミッターPZL-1によって照射されるゾーンレーザーで高さ位置)を取得、この正確な高さと水平の位置情報をフィニッシャの制御システムで受け、スクリードのレべリングから、幅員やステアリングまで制御する。1台のPZL-1で最大直径約400mの範囲であれば、舗装工事で求められる精度で、ほぼフルコントロールが可能なものとなっている。 増戸様は続ける。「今回の施工では、400mのトラック走路を2分割して、フィニッシャを並走させ、ホットジョイントで施工しました。2台のフィニッシャを、高精度な3次元位置情報で、かつ1つのシステムで同時にコントロールできたおかげで、施工ジョイントの通りもきれいに仕上げることができました。mmGPSは、TSの3D-MCと比べて少ない機材で行えることもメリットの1つだと思います」。

続きは、トプコンのウェブサイトで。

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