日本工学院とオートデスク、BIM人材育成カリキュラムを提供
2014年9月1日

日本工学院とオートデスク、建設業界向け BIM 人材育成カリキュラムを 2015 年から提供

高まる国内外の建設需要に応える人材を育成、輩出

日本工学院専門学校ならびに日本工学院八王子専門学校(共に学校長:千葉 茂、以下日本工学院)を運営する学校法人片柳学園(法人本部:東京都大田区、理事長:片柳 鴻)とオートデスク株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:ルイス・グレスパン)は、建設業界におけるコンピュータを使用した設計手法「ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)」の普及と人材育成を柱とする包括的な協業を行うことでこのほど合意しました。両者はこの協業を通じて、建物の設計から施工、維持管理まで BIM を活用できる人材や教員の育成で協力します。

文部科学省では、産学官の連携を通じて社会人や学生の就職、キャリアアップに必要とされる実践的な知識・技術・技能を身につけるための学習システムの構築を目的とした「次世代国内インフラ整備及び建設 IT 技術における中核的専門人材養成プログラム開発プロジェクト」を推進しています。今回の協業ではこのプロジェクトの認定を受けて両社が教育カリキュラムを共同開発し、2015 年 4 月より日本工学院で提供開始します。(プロジェクトの認定は 2012 年 7 月)

現在、建設業界では、五輪開催や国土強靭化政策などにより社会インフラ整備が予定され、特に BIM を含む IT スキルを備えた人材の需要が著しく高まることが予想されています。今回の合意では、日本工学院が持つ教育機関としてのノウハウと組織の大きさ、そしてオートデスクが世界各国の設計事務所や建設会社などに提供している BIM アプリケーションを有機的に組み合せることにより、建設業界で将来的に必要とされる IT スキルを備えた人材の育成、輩出を目指します。

 主な協業内容
  • 両者が持つ建設業界ならびに BIM 関連技術の教育プログラムに関する知見や経験を生かし、実践的な BIM 関連のスキルを備えた人材育成のためのカリキュラムを共同で開発する
  • 日本工学院は、オートデスクの BIM アプリケーション「Autodesk Revit®」などを活用した教育カリキュラムを 2015 年 4 月から実施する
  • 他の専修学校や工業高等学校向けに、BIM 関連スキルを備えた教員・講師の育成を支援するセミナーやトレーニングの実施
  • 建築系企業の社員に対する教育、短期研修などの実施

<参考―オートデスクの教育機関向けライセンス>
オートデスクでは、教育機関向けアプリケーションのライセンスを無償で提供しています。対象は製造、建築・土木、CG アニメーション分野のアプリケーションで、教育機関は、企業の実務で利用されている最新のアプリケーションを、ライセンス費用を気にすることなく授業や自習で利用できるようになります。ライセンスの詳細は下記 URL をご参照ください。http://www.autodesk.co.jp/eduportal

詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。

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