矢板式係船岸の設計計算 Ver.3 リリース
2016年2月1日

プログラム概要

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本製品は、平成19年9月末に大幅な改正が行われた港湾の施設の技術上の基準の解説書である「港湾の施設の技術上の基準・同解説」(以下「港湾基準」と略す)、並びに、「漁港・漁場の施設の設計の手引」(以下「漁港基準」と略す)に準拠した設計計算プログラムです。

前面矢板壁の壁体種類は、鋼矢板、鋼管矢板です。控え工のサポート形式は直杭式、矢板式、組杭式の3形式です。

構造タイプ  港湾 漁港 災害復旧 形式 断面種類
普通矢板式係船岸 × 前面矢板壁 鋼矢板、鋼管矢板
控え直杭 H形鋼、鋼管杭
控え矢板 鋼矢板、鋼管矢板
控え組杭 H形鋼、鋼管杭
× × × 控え版 ×
自立矢板式係船岸 前面矢板壁 鋼矢板、鋼管矢板

 

  矢板式係船岸の設計計算 Ver.3<2016年 1月 27日リリース>

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  1. 「漁港・漁場の施設の設計参考図書(2015年版)」に対応
  2. 前面矢板壁への任意水平荷重の載荷に対応
  3. 見かけの震度の算出法に「二建の提案式」を追加
  4. 腐食関連の改善:鋼矢板の低減係数の自動決定に対応
  5. 部分係数の保存・読込に対応

  プログラムの機能と特長

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■ 港湾基準の改定概要

これまで適用には課題が多いとされてきた、地盤・土構造物に対しても、性能規定化や照査方法に関して精力的な研究が行われ、土構造物に対する性能規定化に対する港湾基準も改定されました。

2007年4月:「港湾の施設の技術上の基準を定める省令」改定

2007年4月:「港湾の施設の技術上の基準の細目を定める告示」改定

2007年9月末:「港湾の施設の技術上の基準(上・下)」刊行

性能目標として、設計条件とそのときの信頼性を明示して設計する性能設計が、国際的な流れとなってきています。改訂の基本的主旨は、近年の経済、社会活動
のグローバル化、ボーダレス化が進む中で、国際規格への対応であり、「港湾の施設の技術上の基準」を全面的に見直し、仕様規定型から性能規定型へ移行する
とにあります。これにより、自由な発想に基づく設計法の導入等、多様な創意工夫が可能となり、コスト縮減の取組みの進展等を期待されます。

下図は、地盤工学会の「既存の包括的設計コード(いわゆる地盤コード21)」に記載された性能設計の階層性を示した概念図に対して、港湾基準の位置づけを追加記入したものです。

▲性能設計の階層性を示した概念図

詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。

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