オートデスクとシーメンス、ソフトウェアの相互運用性強化で合意
2016年3月7日

このパートナーシップにより、製造業のコスト削減とデータ共有の簡素化を促進

オー トデスク ( NASDAQ: ADSK )とシーメンスは本日、製品開発ソフトウェア・アプリケーション間の相互運用性に伴うコストの削減とデータの整合性問題の防止を両社で促進することを目的 に、相互運用性に関する契約を締結したと発表しました。これにより、オートデスクとシーメンスの製品ライフサイクル管理( PLM )ソフトウェア・ビジネスユニットは両社がそれぞれ提供するソフトウェア製品間の相互運用性を大幅に向上させる取り組みをスタートさせます。本日の契約締 結により、 CAD ソフトウェアのリーダー2社はマルチ CAD 環境を持つ企業におけるデータ共有の簡素化とコスト削減という共通の目的に取り組むことになります。

今 日の製造業は、効率性を上げて消費者のコスト負担を低く抑えながら、高品質の製品をより速く市場投入しなければならない大きなプレッシャーにさらされてい ます。製造業の多くの企業はさまざまな CAD ソフトウェア・ベンダーが提供する多様なソリューションが混在した環境で業務を行っています。こうしたマルチ CAD 環境は社内の部門間にも、またパートナーやサプライチェーンなどの社外間にも存在します。したがって、 CAD ソフトウェア間の相互運用性は設計ソフトウェアやエンジニアリング・ソフトウェアのユーザーにとって重要な問題として浮上しており、相互運用性を確立する ことは製造業にとって大きな課題になっています。

今 日発表された相互運用性に関する契約は、マルチ CAD 環境のサポートで一般的に見られる労力とコストを全体的に削減することを目的にしています。特にオートデスクとシーメンスが提供しているソフトウェア間の 相互運用性が確立されれば、これらのソフトウェアが共存する数多くの状況を大幅に改善することができます。この契約の条件によると、両社はツールキット技 術を共有し、エンドユーザー向けソフトウェア・アプリケーションを交換して、相互運用可能な製品を開発して販売することになります。

「製 造業のお客様にとって相互運用性は大きな課題であるため、オートデスクでは当社のテクノロジー・プラットフォーム全体を通してオープン性の高い環境を構築 しようと、以前より熱心に取り組んできました。当社のお客様はワークフローの中でさまざまな製品を組み合わせて使用していることも承知しており、そうした お客様に業務の遂行に必要な柔軟性を提供することが当社の第一優先事項となっています」と、オートデスクの製造業向け戦略およびマーケティング担当バイス プレジデントの Lisa Campbell は述べています。

「各 種 CAD システム間の非互換性は、世界の製造業に悪影響を与えている未解決の課題であり、その負担は自動車や航空機からスマートフォン、ゴルフクラブに至る製品の コストに転嫁されています。シーメンスは、相互運用性を大幅に強化する多種多様なオープン・ソフトウェア製品を提供して、この相互運用性の課題を解決する 先陣を切ってきました。今回のパートナーシップは、オープン性と相互運用性を推進し、また拡張エンタープライズ全体でコラボレーションを促進してグローバ ルな製造業のコストを削減しようという両社の取り組みにおいて重要で確かな一歩となりました」と、シーメンス PLM ソフトウェアの戦略担当バイスプレジデントの Dr. Stefan Jockusch 氏は述べています。

以上

この内容は米オートデスク インク が2016年3月1日に米国で発表したプレスリリースの翻訳です。原文はこちらをご覧ください。 http://autode.sk/1QJT9l7

詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。

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